1-2.葬儀の種類・流れ

2021.02.26

直葬とは?メリット・デメリットや費用、流れや注意点も解説します

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葬儀に対する考え方や葬儀の形が変わってきている近年、宗教儀礼を伴わない簡素な「直葬」という葬儀の形を選ぶ方も増えてきています。

しかし、直葬にはメリットもあればデメリットもありますので、それらを知ることが大切です。

今回は直葬の費用や流れ、気を付けたい点などについてお話します。

直葬とは?葬儀の流れも知ろう

直葬とは「通夜式」「告別式」「読経」「焼香」といった宗教儀礼を行わず、納棺後はすぐに火葬して見送る葬儀の形です。

「火葬式」や「密葬」とも呼ばれます。

火葬炉の前で故人との最期のお別れをし、僧侶による読経をしてもらうケースもあります。

「焼香」に関しては、火葬場の告別室で焼香ができる場合がほとんどです。

ごくシンプルな葬儀で、一般会葬者は参列せずに遺族や身内など数名で小規模に行います。

通常のお葬式のように2日間かけて通夜式と告別式を行う以外のお葬式には、直葬以外にもいくつかの方法があります。

『簡単な葬儀で』が故人の要望。シンプルな葬儀の種類やメリットを紹介」では、そのようなお葬式について詳しく解説していますので、合わせてご参考ください。

直葬の流れは?

故人が亡くなってから直葬をして納骨するまでの流れは、下記のようになります。

  1. 臨終
  2. 病院からご遺体の搬送
  3. 安置(自宅または葬儀会社の施設など)
  4. 納棺
  5. 出棺
  6. 火葬
  7. 骨上げ

通常のお葬式では、ご遺体に死装束などを着せ、花や好きだった品などを棺に入れて納棺した後は通夜式や告別式を行いますが、直葬では納棺後そのまま出棺、火葬します。

火葬前に家族で最期のお別れをし、僧侶に来ていただいて火葬場で読経をしてもらうこともあります。

直葬のメリットやデメリット

直葬のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

直葬のメリット① 葬儀費用を大幅に抑えられる

直葬の費用目安は10万円~30万円程度が相場です。

一般葬だと100万円前後の費用がかかることを考えると、お葬式にかかる料金を軽減させて葬儀を行うことができます。

通夜式や告別式を行わないため、会場や祭壇などの必要がない、僧侶を呼ばないなどがその理由です。

ただし、直葬でも香典をいただく場合もあり、その場合は香典返しをお渡しする必要があります。

なお、北のお葬式の直葬・火葬式プランは事前予約価格で3.7万円や9万円など複数のプランをご用意しています。

お見積りのご依頼などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

直葬のメリット② 遺族の体力的、精神的負担が少ない

宗教儀礼がなく、1日のみ数時間で葬儀が終わるので遺族の体力的負担が少ないです。

基本的に遺族や家族など身内のみの少人数で行い、一般会葬者の対応などもないため、精神的な負担も少なく葬儀を行うことができます。

直葬のデメリット① 親族から理解を得られない可能性がある

直葬を選択する方は増えてきていますが、宗教儀礼を省いた葬儀の形はまだまだ理解度が低いのが現状です。

特に年配の親族などは「大人数で盛大に見送るのが良い葬儀だ」と考えている方も多いです。

「こんな葬儀では故人がかわいそうだ」「お経もあげてもらえないのか」などの苦情を言われてしまう可能性があります。

直葬のデメリット② 葬儀に参列できなかった方への対応が必要になる場合がある

直葬で葬儀を行うと、参列者は遺族や親族などの身内のみということがほとんどです。

故人の親しい友人や知人など、最期のお別れができなかった方々が後日自宅へ弔問に来る可能性があります。

一度にご挨拶できる葬儀とは異なり、ばらばらと自宅に訪れることになるので個別対応が大変になってしまう場合があります。

直葬のデメリット③ シンプルすぎて見送った実感を持てない場合がある

宗教儀礼を省いたことで、きちんと見送った実感を持てないと感じる遺族の方もいらっしゃいます。

葬儀は故人のためと同時に、残された遺族のためでもあります。

「この形で良かったのだろうか」と悩み、気持ちをすっきり切り替えられないということが起こる場合もあります。

また、葬儀終了後に家族自身が簡素な葬式をしたことにより故人を粗末に扱ったのでは?との後悔の念に襲われる遺族も少なくありません。

直葬の注意点やマナーは?

直葬の場合は、どのような点に注意が必要なのでしょうか?

行う場合・参列する場合、それぞれの注意点・マナーを押さえておきましょう。

直葬を行う場合の注意点・マナー

宗教儀礼を省いた直葬は、まだ理解度が低いのが現状です。

ただし、コロナ禍の現在では、遺族の意思とは関係なく、直葬となってしまう場合が多く、その後骨葬として改めて葬儀を行う方も多くいらっしゃいます。

直葬を選択するなら、事前に周りの親族へきちんと説明して理解を得ることが大切です。

友人知人などが多く交友関係が広い故人の場合は、葬儀の後に別途「お別れの会」を開くなどの配慮をする必要があります。

香典をいただいた場合は、直葬の場合も返礼品の用意が必要です。

葬儀会場を使用しないので、出棺・火葬までの間のご遺体の安置場所についても事前に確認しておきましょう。

葬儀会社に別途安置場所があるのか、自宅へ安置する場合には布団を敷くスペースがあるのかなども確認しておくとよいでしょう。

また、直葬のように宗教儀礼を省いた葬儀をした場合、菩提寺の納骨堂やお墓へ納骨できない場合もあります。

通夜式や告別式を省略しても、菩提寺の僧侶から炉前読経や戒名をいただくなど宗教宗派の儀式を行うことで、直葬を選択しつつ菩提寺のお墓へ納骨ができる場合もあります。

菩提寺がある方は事前に必ず菩提寺へ相談するようにしましょう。

直葬に参列する際の注意点・マナー

直葬に参列する際の服装は、一般的な葬儀と同様の喪服を用意するのが望ましいです。

黒のスーツやワンピースなどを選び、派手な柄や色の服装は避けるなど、常識の範囲内で適切な服装を心がけましょう。

香典については、喪主から不要だと連絡があった場合は用意する必要はありません。

特に連絡がなかった場合や、香典を出したいという気持ちがあれば用意しておきましょう。

表書きや香典の金額、香典返しなどは通常の葬儀と同様です。

一般的な表書きは「御霊前」や「御仏前」、「御香典」などで、水引は黒白か黒一色のものを用意しましょう。

金額は1万円~10万円の範囲内にし、仕事関係の人物だった場合は5,000~1万円を包みます。

香典についてはこちらもご参考ください。

お葬式の香典マナーを知っておこう!香典の準備から渡し方まで

まとめ:直葬とはシンプルな葬儀の形。メリット・デメリットを理解しましょう

通夜式や告別式を行わず、宗教儀礼を省いて火葬のみで故人を弔う直葬。

葬儀に対する考え方の変化から、近年増えてきている葬儀の形式のひとつです。

直葬は通夜式や告別式を行わないので短い時間で終わり、費用も安く済むのが大きなメリットです。

遺族の金銭的、体力的、精神的負担が少ないお葬式の形と言えます。

ただし、宗教儀礼を行わない葬儀に対してはまだ理解が少なく、親族などへは事前にきちんと説明して理解を得ておかないとトラブルになりかねません。

納得して選んだとしても、シンプルが故にしっかりと見送った実感が持てないと感じてしまう方もいらっしゃいますし、葬儀後に故人を粗末にしてしまったと後悔する方もいらっしゃいます。

また、宗教儀礼を省いて直葬で弔った場合、菩提寺のお墓へ納骨できない場合があるので注意しましょう。

菩提寺のお墓への納骨を考えている方は必ず菩提寺へ事前に相談するようにしてください。

直葬を選んで後悔しないよう、メリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。

お葬式のご相談からお急ぎのご依頼まで北のお葬式」にお任せください。

北海道全域、24時間365日いつでも受付・対応いたします。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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