喪主として葬儀を行う人の中には葬儀に不慣れない人も多く、慣れない葬儀で問題が発生してしまう可能性はゼロではありません。
あらかじめ起こり得るトラブルを想定し、その原因やトラブル回避のための対策方法を把握して、事前に備えておくと安心です。
そこで本記事では、葬儀における具体的なトラブル事例をはじめ、知っておくと役立つ対策を解説します。
万一の場合のトラブルの対処法までご紹介しますので、葬儀で失敗や後悔をしている方もきちんと原因を確認して、問題解決や今後のためにお役立てください。
目次
葬儀で起こりやすいトラブルの事例
葬儀で起こりやすいトラブルについて、具体的な事例を分かりやすくご紹介します。
①葬儀費用のトラブル
葬儀においては、次のような場合に、想定していたよりも高額な葬儀費用が請求されたと感じる可能性があります。
葬儀プランに必要な品目が含まれていない
多くの葬儀社では、葬儀の規模や内容に応じて葬儀プランを用意していますが、基本料金に含まれる品目は葬儀社によって異なり、次のような費用が別途必要となるケースがあります。
- 式場の使用料
- 司会進行や運営スタッフの人件費
- 遺影写真や仏花の料金
- 火葬料や火葬場の控室の費用
- 料理や返礼品・会葬礼状の費用
- 供花の費用
これらの品目のうち、とくに葬儀費用が高額になりやすいのが式場使用料と料理や返礼品の費用です。
式場の使用料は斎場や広さなどによって異なり、全国的に5〜20万円程度が一般的ですが、地域や施設によってはさらに高額となるケースもあります。
また、変動費として参列者の人数や単価によって左右されやすいのが料理や返礼品と供花の費用で、これらの料金はご家庭の意向のほか、地域の風習や習慣によって大きく異なります。
たとえば、多くの地域では参列者全員へ通夜振る舞いの食事を用意し、香典返しは1/3から半額程度の品物を贈りますが、北海道では料理は身内のみ、返礼品は1,000〜2,000円程度です。
飲食ではお酒の有無や種類・量によっても金額に差が生じやすいほか、返礼品では会葬御礼品と香典返しの品物を区別してお渡しするケースなどもあります。
特定の品目の追加費用が高い
葬儀プランで基本料金に含まれている場合でも、特定の品目に関しては追加費用が高額になる可能性があります。
- ご遺体の搬送費用
- 安置施設の料金やドライアイスの費用
とくにご遺体に関しては上記のような費用が加算されやすく、搬送費用は距離や高速道路の料金によって追加費用が発生します。
また、葬儀当日まで日数がかかる場合、ご遺体の預かり費用となる安置施設の料金や、ドライアイス料金が必要です。
オプションやランクアップによる費用の発生
葬儀では次のような品目のオプションやランクアップによって、追加費用が発生する場合があります。
- 祭壇や生花のランクアップや装飾の追加
- 式場看板や案内看板
- 霊柩車・マイクロバス・ハイヤーなどの車輌
- 棺や骨壺のランクアップ
- エンバーミング・湯灌(ゆかん)・メイク
祭壇はサイズが大きいほど高額になります。高価な生花でデザイン性の高い花祭壇を用意した場合は100万円以上となる場合もあります。看板や車輌、棺や骨壺などもランクアップによって追加費用が発生します。
また、ご遺体の修復や保存性を高めるエンバーミングや、洗浄・入浴・清拭にあたる湯灌やメイクなどを行う際は追加料金が必要となります。
お布施の金額が高い
お坊さんなどの宗教者へ支払うお布施の金額は、地域性やお寺の格式、戒名のランクなどによって金額が異なり、100万円など高額のお布施を包むケースもあります。
お布施は葬儀の規模やお坊さんの人数、交通費、お寺を支える檀家かどうかといったお付き合いの度合いなども加味して支払うのが一般的です。
香典収入が少ない
葬儀の種類や参列者の人数などによっては、お香典による収入が少なく、収支として出費ばかりがかさむケースがあります。
とくに、セレモニーや宗教儀礼を行わず、数名で火葬のみを行う直葬や近年人気の家族葬では、参列者の負担や後々のお礼の手間を削減する目的で、お香典の受け取りを辞退する場合もあり、そのようなケースでは出費が大きくなる傾向があります。
②斎場や火葬場のトラブル
葬儀を執り行う斎場や火葬場には、地域の公共団体が運営する公営と民間企業が運営する民営の施設があり、次のような問題やトラブルが起こる可能性があります。
交通アクセスが不便
火葬場は排気によるトラブルを避けるため、市街地から離れた場所にあることが多く、故人を偲ぶのにふさわしい閑静な立地である一方、交通アクセスが不便な場合が多くあります。
火葬施設が併設された葬儀場があり、葬儀と火葬を一つの施設内で行うことが可能な地域もあれば、斎場と火葬場の2ヶ所を利用する必要がある地域もあり、車での移動が欠かせない葬儀も珍しくありません。
駅近や駐車場が完備されている斎場なら安心ですが、地理に慣れない方や高齢者など、親族や参列者にとって訪れにくい斎場の場合、不服の声が届く可能性もあるでしょう。
施設や設備の老朽化や物理的な障壁
斎場や火葬場によっては建物や設備が古く、参列者が不快に感じる可能性があります。
バリアフリー対策が不十分だったり、多目的トイレが完備されていなかったりする施設は、高齢者や赤ちゃん連れの方が利用しにくい場合もあるでしょう。
火葬にかかる時間が施設によって異なることも、トラブルにつながる一つの要因です。一般的な火葬時間は1時間程度ですが、最新の設備を採用した火葬場なら40分程度、古い火葬場では3時間ほどとなります。
火葬にかかる時間は施設や設備によって大きな差があることを覚えておきましょう。
斎場・火葬場の混雑やほかの利用者とのトラブル
火葬場は予約制の場合と、当日の先着順で火葬を行う場合があります。先着順で火葬を行う火葬場は、参列者の多い葬儀が重なると多くの方で混雑し、トラブルを招きやすくなる可能性があります。
人口の多い都市部ほど、混雑を回避する目的で予約制度が導入されつつありますが、先着順の際は待機時間のストレスから苛立ちやすくなるため注意が必要です。
また、マナー違反によるほかの葬儀の利用者への不満が募ると、揉めごとやケンカに繋がる可能性があります。
③葬儀社とのトラブル
急な葬儀やきちんと下調べをしていない場合、葬儀社と次のようなトラブルが起こる可能性があります。
葬儀社の説明不足や曖昧な対応
葬儀にあたっては、あらかじめ見積を取得して葬儀プランの内容や流れ、費用について説明をしてもらう必要がありますが、葬儀社によっては対応が不十分な場合があります。
本来、急な葬儀で混乱しているご遺族の立場になって、追加費用に至る品目や金額まで分かりやすく丁寧に説明するのが良心的な葬儀スタッフです。
しかし、葬儀プランの基本料が安い一方で、オプションや追加費用が大幅に増えるケースや、曖昧な契約書を提示する悪徳な葬儀社も存在するため気をつけなければなりません。
積み立て金制度や会員制度のトラブル
葬儀社では積み立て金制度や有料の会員制度を用意している場合があります。
制度を利用する際には以下の点について注意しましょう。
- 強引な勧誘
- 利用時の葬儀プランの内容
- 解約時のトラブル
一般的に積み立て金制度や会員制度では利用料が安価になるメリットがある一方で、そもそも葬儀プランの料金が割高となっている場合や、必要品目が含まれていないケースがあります。
解約をしたくても全額返金にならずに損をすることもあるため、加入時の判断がとても大切です。
ホームページやパンフレットとのイメージ違い
ホームページやパンフレットの斎場のイメージ写真は実際の印象と異なる場合があるほか、祭壇や装飾も料金プランによって違いがあるためご注意ください。
明るく広々とした式場の雰囲気に見えるように、プロカメラマンによる撮影では照明や広角レンズを使用し、画像加工を施すことが一般的です。
近年はインターネットを利用した葬儀の仲介業者も多くありますが、フリー素材などのイメージとして他社の斎場の写真を掲載するトラブルなども見受けられます。
葬儀スタッフの身だしなみや態度への不満
葬儀社は会社によって、葬儀スタッフの人柄や対応にさまざまな違いがあるため、信頼できる安心感を備えた葬儀スタッフに支えてもらうことで満足度が高まります。
葬儀スタッフは知識や経験も重要ですが、故人の大切な儀式にあたっては、身だしなみや言葉遣い、接客態度といった基本的な資質面がとても大切です。
葬儀社によっては、従業員への教育や指導が万全ではなく、後々まで不快な思いや後悔が残ってしまう場合があります。
葬儀社の間違いや不手際
めったにないことではありますが、葬儀スタッフにも新入社員や見習い期間のスタッフはいるため、慣れない業務で間違いや不手際が生じる場合もあるでしょう。
大手の有名葬儀社であっても、各地でご遺体の取り違え事件が発生してしまうように、葬儀ではテレビや新聞で報道される事態が起こり得ます。
これらの企業ではきちんと謝罪や再発防止に努めていますが、万一のトラブルが起きた後の対応に問題のある葬儀社にはくれぐれも気をつけましょう。
④家族や親族とのトラブル
葬儀では家族や親族と身内トラブルになることがあり、早い段階で解決しないと先々の親戚付き合いに影響を及ぼす場合もあります。
お金のトラブル
亡くなった故人のために集う大事な葬儀の場面と頭では分かっていても、身内でケンカや言い争いになりやすいのは、次のようなお金に関するトラブルです。
- 葬儀費用
- 宿泊費・交通費などの諸経費
- 供花の費用の精算
- 故人の入院費や生前の生活費などの精算
- 貯金や不動産などの遺産相続や形見分け
葬儀代などの費用負担では、誰がお金を出すのかといった親戚トラブルが起こりやすい傾向にあり、遺産相続や形見分けともなると、裁判沙汰の争いにも発展する可能性まであります。
宿泊費や交通費などの諸経費や供花の費用は、一般的に参列者側が支払いますが、考え方は家系によって異なるため、世代交代によって不満が生じる方もいるでしょう。
また、故人に貯金があっても遺産相続の手続きには時間を要するため、入院費や家賃など、期限が定められている支払いは、誰かかが立て替えなければならない場合もあります。
葬儀に関するトラブル
身近な方が亡くなると、悲しみや驚き、恐怖や不安など、複雑な精神状態になりやすいことから、家族や親族とうまく意思疎通が図れず、次のような問題が起こるケースがあります。
- 喪主や参列者の選定
- 葬儀プランや内容や流れの問題
- 斎場や式場・祭壇の印象
- 飲食の用意
- マナーや態度や気遣い
葬儀は喪主が葬儀社と打ち合わせて、参列者の人数や葬儀プラン、内容、斎場や祭壇などの詳細を決定しますが、家族や親族の意向とは異なる場合もあります。
喪主が中心となり、家族や親族へ相談や確認をしながら葬儀の準備をすればトラブルを回避しやすい一方で、全ての親族の意向を尊重することは難しいというのが現実でしょう。
ただでさえ感情が不安定になりやすい葬儀の場では、一つの出来事をきっかけにマナー違反や気配りが足りないなどと、些細なことが気になって怒りの感情が生じやすく、不仲になる場合もあるため気をつけなければなりません。
⑤供養に関するトラブル
葬儀や葬儀後の法事・法要では、お付き合いのあるお寺のお坊さんへ依頼して供養してもらいますが、供養にあたっては次のような問題が発生する場合があります。
- 宗旨宗派や戒名のランク
- お付き合いのあるお寺など宗教者への配慮
- 仏壇やお墓の準備や継承
日本では憲法によって信教の自由を保障しているため、宗教者との関係性はご家庭ごとに異なります。ご先祖様から代々にわたってお世話になっている菩提寺のある方もいれば、葬儀では形式的に読経を希望する無宗教の方もいます。
出典:日本国憲法(衆議院)
宗旨宗派の違いや戒名のランクは家族や親族との揉めごとに繋がるケースがあり、菩提寺のある方は葬儀プランの選択によってもトラブルになる場合があります。
一方で、近年は永代供養が人気で、故人の死をきっかけにお墓を処分する墓じまいをして、納骨堂や樹木葬への納骨を希望する方も少なくありません。
葬儀でトラブルが起こりやすい5つの原因
葬儀でトラブルが起こりやすいのには主に5つの原因があります。
- 死と向き合う必要性への認識不足
- 葬儀や供養とマナーに関する知識不足
- 家族や親族への確認不足
- 事前の準備不足
- 悲しみや疲弊による集中力や注意力の欠如
トラブルに巻き込まれないためには、葬儀や供養の知識や必要なマナーを学び、家族と親族への確認や事前準備を行って、葬儀の際に慌てないことが大切です。
葬儀のトラブルを防ぐ6つの対策方法
葬儀のトラブルを防ぐには、6つの対策方法があるため詳しく解説します。
①生前のうちに葬儀に関する準備状況や希望を確認しておく
- エンディングノートの準備の確認
- 希望する葬儀や納骨先の確認
- 葬儀の積立金制度や会員加入の状況と内容
近年は生前の終活によって、死後に必要なことをまとめるエンディングノートを用意する方が増えています。エンディングノートの準備状況を確認して、未着手であれば手伝ってあげるとよいでしょう。
葬儀やお墓には種類があるため、あらかじめ本人の希望や生前準備の状況を確認しておくと、失敗や戸惑いを防ぐことができます。
本人の生前準備ができている場合も問題がないかどうかを確認し、不安要素があれば早めに解決しておきましょう。
②家族や親族への相談や確認を重視する
- 葬儀の内容や費用についてできるだけ相談するようにする
- お寺や宗旨宗派の確認
- 仏壇やお墓などの供養についても相談する
- 遺産相続は相続人全員で話し合う
- 話し合った内容は書面に残しておく
葬儀や供養に関しては、生前のうちから家族や親族と相談しておきましょう。
葬儀の準備にあたってもできるだけ家族や親族への確認を怠らないように意識しましょう。
いざ死が迫った状態になると、「葬儀の話なんて縁起でもない」と感じる親族もいるため、健康なうちに本人から「家族で話し合って決めている」と伝えてもらうのが理想です。
銀行の手続きなど、遺産相続では遺産分割協議書が必要になるため、相続人全員で話し合って方針を決めておくとトラブル防止やスムーズな相続手続きの対策になります。
③事前に斎場見学会や事前相談会へ参加して葬儀社を決めておく
- 斎場を事前に見学する
- 不明点や問題点をあらかじめ解消する
- 葬儀社の評判や口コミを確認する
- メリットがあれば葬儀社の積み立て金制度や会員加入を利用する
葬儀社や斎場選びで失敗や後悔をしないためには、事前に斎場見学会や事前相談会へ参加して葬儀社を決めておくと安心です。
不明点などを積極的に質問してあらかじめ疑問を解消し、葬儀社の評判や口コミも事前にチェックしておきます。
葬儀費用や特典など、メリットのある積み立て金制度や会員制度があれば、加入しておくと良いでしょう。
④地域に適した葬儀の内容と総体的な予算を把握する
- 葬儀プランや人数を想定する
- 葬儀の地域による風習と相場費用を把握する
- 葬儀の見積を取得して追加費用の品目や金額まで確認する
- 費用が気になる場合は複数の葬儀社から相見積もりを取得して比較検討する
- お布施の相場費用を確認する
葬儀は地域によって必要品目や飲食やお香典返しなどの風習が異なるため、地域に適した葬儀の見積を取得して総体的な予算を把握しましょう。
見積では、追加費用が必要な場合の内訳品目と料金まで確認しますが、複数の葬儀社から見積を取得すると、比較検討しやすく安心できます。
お布施についてもあらかじめ相場費用を確認しておくと準備がしやすく、お付き合いのあるお寺がない場合は葬儀社へ相談すると紹介してもらうことも可能です。
⑤事前にできる葬儀や供養の準備をしておく
- 喪主や役割分担の決定
- 訃報案内の連絡先リストの作成
- 宗旨宗派の決定
- 遺影写真の準備
- 喪服や靴・バッグ・数珠などの必要品
- お焼香やお線香の作法の習得
- お墓の墓じまいや生前予約
いざ葬儀が必要になると、慌ただしく不備が生じる可能性があるため、万一に備えて必要なことは事前に準備しておくと失敗や後悔を防げます。
葬儀の事前準備は、死を受け入れるための心構えにも最適で、人としての優しさや家族や親族との絆の大切さに気付くきっかけにも繋がりやすく、トラブル回避におすすめです。
準備をしながら、迷いや疑問が生じたらその場ですぐに葬儀社や親族へ相談をして、問題を先延ばしにしないことが失敗や後悔をしない葬儀を行う大切なポイントです。
⑥葬儀の当日は周囲への気遣いを重視してお金の精算を忘れない
- 送迎や宿泊施設の予約
- 飲食の用意
- おもてなしや労りの気持ちを重んじる
- 立替金などの費用は早めに精算する
- お礼と法事・法要の依頼
葬儀の当日は、遺族と親族がお互いに労り支え合えるよう気遣いを重視して、喪主以外の家族や親族は、送迎や宿泊施設の予約や軽食の用意などを積極的に手伝うようにしましょう。
また、遺族側の供花は喪主が一括して注文し、費用を立て替えるのが一般的ですが、トラブルになりやすいお金の問題が起こらないよう、立て替えたお金は早めに精算してください。
喪主は最後に、お坊さんや参列者へのお礼をしっかりと伝え、四十九日法要などの後々の法事・法要の読経や参列の依頼をしておきましょう。
葬儀でトラブルが起こった場合の対処法
葬儀でトラブルが起こった場合の対処法について解説しますので、状況に応じて最適な方法を選択しましょう。
家族や親戚トラブルは内輪で円満な解決を目指す
葬儀は故人のための儀式であり、葬儀自体に関する家族や親族とのトラブルは、故人の親や子ども、兄弟姉妹などの血縁者でよく話し合うことが円満解決の秘訣となります。
自分の葬儀をきっかけに親戚付き合いに亀裂が入ることは故人が望んでいないことを理解し、冷静な気持ちで穏便に話し合う場を作ることが大切です。
葬儀社とのトラブルはすぐに葬儀社へ連絡する
葬儀社には、葬儀の打ち合わせを行う担当者や進行係、司会者やアシスタントなど、さまざまなスタッフがいます。葬儀スタッフに対する疑問や不信感はすぐに伝えて対処してもらうことが最良ですが、本人に伝えにくい場合や対処してもらえない場合は速やかに葬儀社へ連絡しましょう。
葬儀社によってはクレーム窓口が用意されていますが、専用の窓口が無い場合も、ほとんどの葬儀社ではスタッフの上司や責任者が対応する等の体制が構築されています。
お客様志向の高い葬儀社では、きちんと納得のできる誠意ある対処法を提案してもらえるため、不満に感じたことは我慢をせずに葬儀社へ伝えることで問題を解消してください。
葬儀社との契約や料金請求のトラブルは無料相談を利用する
葬儀社との契約やお金のトラブルなどについては、地域の消費者相談や消費者ホットラインで無料相談ができ(通話料有料)、地域によっては事前予約で対面相談も可能です。
- 北海道立消費生活センター
電話番号:050-7505-0999
受付:平日 9:00〜16:30
出典:北海道立消費生活センター(公式サイト) - 消費者ホットライン
電話番号:188
受付:土日祝含む 10:00~16:00
出典:消費者ホットライン(消費者庁)
家族や親族とのトラブルや法律相談も無料でできる
家族や親族、葬儀社との法的なトラブルについては、法テラスへ問い合わせれば無料で相談先を紹介してもらうことができます。
- 法テラス
電話番号:0570-078374
受付:平日 9:00〜21:00・土曜 9:00〜17:00
出典:法テラス(公式サイト)
まとめ:葬儀のトラブルは対策方法や対処法まで無料相談ができる!
葬儀で起こる具体的なトラブルの事例と原因や対処法、問題を回避するための対策方法について解説しましたが、まとめると次のとおりです。
- 葬儀では、葬儀費用や斎場・火葬場でのトラブルをはじめ、家族・親族とのトラブルや、葬儀社や葬儀後の供養に関するトラブルなどが起こる場合がある。
- 葬儀のトラブル対策方法は、本人や家族・親族への確認や相談、地域の風習を踏まえた費用の把握などがあり、できるだけ事前準備に努めると効果的。
- 万一のトラブル発生時の対処法は自分自身で解決するほか、無料相談を利用する方法もある。
葬儀はトラブルが起きても基本的にやり直しができないため、北のお葬式では生前の終活や事前相談をおすすめしており、ご質問やご相談を無料で承っています。
トラブルを防ぐためのアドバイスや、葬儀後も安心してお任せいただけるサービスの提供に取り組んでいますので、どうぞお気軽にお問い合せください。