2-6.お墓・納骨・散骨

2026.02.28

お墓は全部で7種類!費用や特徴の比較とお墓選びの注意点について解説

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お墓にはどんな種類があり、いくらぐらいの費用がかかるのか、初めてのお墓選びではよく分からないことが多々あるでしょう。

亡くなった方のため、自分や家族の将来のため、一生に一度のお墓選びでは失敗しないように気をつけて、後々まで満足のできるお墓を準備したいものですね。

そこで本記事では、お墓の種類に関して、知っておくべき基礎知識と、お墓の種類の費用や特徴を比較して分かりやすく解説します。

最新のお墓の動向や、気をつけるべき注意点などについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧になり、参考になさってください。

お墓の種類【全7種類】

種類 費用 特徴
一般墓地
①一般墓 約120〜300万円 墓石を建立する昔ながらのお墓
永代供養墓
②個別墓 約80〜150万円 一定期間後に合祀する一般墓
③納骨堂 約20〜150万円 屋内にある納骨施設
④個別安置墓 約50〜120万円 屋外にある個別の納骨施設
⑤樹木葬 約20〜100万円 樹木や草花の自然環境へ埋葬
⑥集合墓 約20〜60万円 複数の骨壺を収納する屋外施設
⑦合祀墓・合葬墓 約5〜30万円 複数名の遺骨をまとめて土へ還したり、骨壺から出した遺骨を共同の納骨室に安置したりする

お墓の種類は全部で7種類あるため、費用や特徴をはじめ、具体的な違いについて解説します。

①一般墓:約120〜300万円

一般墓_代々継承できる昔ながらの墓石を建立するお墓

一般墓は代々継承できる墓石のお墓のことをいい、基本的に使用する区画面積と墓石の大きさによって価格が幅広く異なり、共益費としての年間管理費が別途必要になります。

区画の永代使用料は、土地代となる地価と比例するため、地域によって大きな価格差が生じる仕組みです。

たとえば、東京都港区の青山霊園では公営墓地にも関わらず、土地代だけで1,000万円以上する区画もあります。

出典:青山霊園(公益財団法人東京都公園協会)

墓石には石種もあり、一般的に中国やインドをはじめとする海外から輸入した石材が使用されており、黒・グレー・ピンク・赤・青など、好みの色合いで石種を選ぶ方が多いです。

石材のランクとしては、日本の風土に適した国産品が最も高価です。最高級とされるのは香川県で採掘される庵治石(あじいし)で、墓石は石目の粒子の細かさなどによっても価格が異なります。

墓石には形状にもタイプがあり、最新の調査結果によると、人気なのはシンプルな洋型のお墓となっています。ただし、形状や寸法は、墓地や区画によって規定があるため、必ず確認しましょう。

  • シンプルな洋型:51.6%
  • 伝統的な和型:28.5%
  • デザイン墓:15.2%

出典:第38回(2025)全優石 お墓購入者アンケート調査結果発表(一般社団法人全国優良石材店)

②個別墓:約80〜150万円

個別墓_契約者単位でお墓を占有できて一定期間を過ぎたら合祀する永代供養墓

墓石型の個別墓には、永代供養付き一般墓や夫婦墓などがあり、一般墓と同じように契約者単位でお墓を占有できることが大きなメリットです。

一般墓と同じように、好みの墓石を自分で自由に用意できたり、規定の墓石へ文字やイラストを彫刻できるため、お墓を準備する楽しみも得られます。

お墓参りで混雑しやすいお盆やお彼岸などの季節でも、ほかの利用者を気にすることなく、ゆっくりと対面してお参りできるでしょう。

一般墓と比較すると、基本的に少人数向けでコンパクトなことと、一定期間を過ぎたら墓じまいをして、遺骨を合祀することが大きな違いです。

個別でお墓を所有したい継承者がいない方や、夫婦だけなど少人数でお墓に入りたい方、子供や孫に対してお墓の維持や継承リスクを抑えたい方などに適しています。

③納骨堂:約20〜150万円

納骨堂_屋内にあり、骨壺や専用ケースに納めた遺骨を安置・納骨する永代供養墓

納骨堂とは、屋内にあり、骨壺や専用ケースに納めた遺骨を安置・納骨するお墓の種類のことをいいます。

季節や天候を問わず、通年お参りしやすい環境なため、とくに北海道では根強い人気となっており、住宅地に点在することが多いため、交通アクセスのしやすさなどにも定評があります。

納骨堂には、ロッカータイプや仏壇型・位牌型、専用カードを使用すると遺骨が自動的に運ばれてくる自動搬送式納骨堂などがあるため、好みや予算に合わせて選ぶとよいでしょう。

納骨堂の経営主体はお寺などの宗教法人が多い一方で、公益法人が運営する納骨堂もあり、横浜市には市営の自動搬送式納骨堂もあります。

定期的な利用料や管理料を支払っているうちは合祀されないケースもありますが、一般的に契約日や納骨日から一定期間を過ぎると合祀することが多いため、必ず条件を確認してください。

④個別安置墓:約50〜120万円

個別安置墓_石材でできたマンション型の屋外にある納骨棚で契約単位で一つのスペースを占有できる永代供養墓

個別安置墓とは、石材でできたマンション型の屋外にある納骨棚のことをいい、契約単位で一つのスペースに遺骨を納骨します。

霊園の一角やお寺の境内などにあり、個別安置墓はお手入れが不要なことや、誰でもお参りがしやすい点が大きなメリットです。

収納場所の表面のプレート部分には、名前や戒名のほか、イラストなどを彫刻できる場合も多くあります。

骨壺のまま遺骨を納骨する方法のほか、骨袋へ入れ替えて多数の遺骨を納められるケースもあり、利用年数や収納人数は、契約によって条件が異なるのが一般的です。

お参りがしやすい目線の高さが割高となり、高い場所や足元の低い場所が安価と、料金設定は納骨場所によって異なるため、申し込み前によく確認しましょう。

⑤樹木葬:約20〜100万円

樹木葬_シンボルとなる樹木や草花などの自然環境へ遺骨を埋葬する人気の永代供養墓

樹木葬とは、シンボルとなる樹木や、草花などの自然環境へ遺骨を埋葬するお墓の種類のことをいいます。

公営墓地・民営墓地・寺院墓地と、樹木葬はあらゆる墓地・霊園にある都市型タイプと、森林など本格的な自然の中に埋葬する里山タイプとがあります。

身近な都市型では、ガーデニングタイプや花壇タイプなどがあり、墓石やプレートを施したり、大人数を一緒に合祀したりと、埋葬方法はさまざまです。

価格が幅広く、墓石を使用する場合は一般墓と同等や、それ以上の費用が必要になるケースもあるため、予算が決まっている場合は必ず確認しましょう。

季節によって樹木や花が枯れて寂しさを感じる可能性や、害虫対策などの不安要素についても、事前にチェックしておくことが大切です。

⑥集合墓:約20〜60万円

集合墓_骨壷のまま複数の遺骨を一緒に納骨する石材でできた屋外にある永代供養墓

集合墓とは、合同墓とも呼ばれ、石材でできた納骨壇やモニュメントへ骨壷のまま複数の遺骨を一緒に納骨する永代供養墓の種類です。

大勢の遺骨を一ヶ所へまとめて収容することから、料金体系としては比較的安価で、一般的に遺骨の安置期間によって価格が異なります。

集合墓は、墓地や霊園、お寺の一角などにあり、お墓を準備するまでの期間、遺骨を預けたい方なども利用できるケースが多いです。

ただし、一定期間が過ぎると骨壷から遺骨を出して、他の遺骨と一緒に土へ還して合祀されてしまうため、必ず遺骨の安置期間を確認するようにしましょう。

お墓参りでは注意が必要で、混雑するお墓参りシーズンは、ほかの利用者に配慮する必要があるほか、手を合わせる対象がなく物足りなさを感じるケースがあります。

⑦合祀墓・合葬墓:約5〜30万円

合祀墓・合葬墓_骨壺から遺骨を出して、他人の遺骨と一緒に土へ埋葬する永代供養墓

合祀墓や合葬墓とは、骨壺から遺骨を出して、他人の遺骨と一緒に土へ埋葬するお墓のことをいい、お墓の種類の中では最も安い価格のため、予算が少ない方に適しています。

身寄りのない方の埋葬や、墓じまいによって遺骨の処分にお困りの方など、合祀はお墓がいらない場合の埋葬手段です。

合祀墓は、前述のように樹木葬タイプや一般墓タイプ、モニュメントタイプなど、墓地や霊園によってさまざまな形状や環境があります。

地域によっては、自治体の運営する公営墓地に合祀施設があり、数万円程度のリーズナブルな価格で埋葬することが可能です。

近隣に合祀墓がない場合でも、埋葬先にこだわりがなければ、遺骨を郵送する送骨(そうこつ)によって、約3万円程度の料金で合祀できるため、調べてみるとよいでしょう。

お墓の種類に関する基礎知識

同じ墓地の敷地内にある一般墓地と永代供養墓の違いの具体例

お墓の種類について、知っておくべき基礎知識を解説します。

お墓には「一般墓地」と「永代供養墓」がある

項目 一般墓地 永代供養墓
継承者 必要 跡継ぎ不要
供養・管理 家族や親族 寺院・霊園
費用 割高 割安
墓石 必要 簡易的または不要
期間 永代にわたって使用可 期限後に合祀することが多い

お墓の種類は、大きく分類すると「一般墓地」と「永代供養墓」の2つのタイプがあるため、具体的な違いについて解説します。

一般墓地とは?

一般墓地とは、昔ながらの墓石を建立するタイプのお墓のことをいい、代々にわたって受け継いでゆけるのが大きな特徴です。

埋葬方法は、地域や墓地によって異なりますが、骨壷ごと納骨して遺骨がいっぱいになっても、遺骨は区画内で土へ還せる仕組みになっているため、多くの方を納骨できます。

ただし、墓地によって、3親等・骨壺で何体までといった条件を伴うケースがあるため、条件については墓地の利用規約を確認しましょう。

永代供養墓とは?

永代供養墓とは、納骨先の霊園や寺院に遺骨の管理や供養をしてもらうお墓をいい、形状によって6つのタイプがあります。

  • 1位:樹木葬(48.5%)
  • 2位:納骨堂(16.1%)
  • 3位:一般墓(17.0%)
  • 4位:合祀墓・合葬墓(14.6%)
  • 5位:その他(3.7%)

最新のお墓に関する調査結果によると、約8割の方が永代供養墓を選んでいることが判明しました。
出典:お墓の消費者全国実態調査(2025年)霊園・墓地・墓石選びの最新動向(いいお墓)

永代供養墓は継承者がいなくても申し込みができ、基本的にお墓や遺骨の管理が不要です。お墓のお手入れの手間や子供の負担を軽減できる仕組みが人気の秘訣となっています。

合祀(ごうし)とは?

お墓を選ぶ際は、「合祀」という言葉を知っておくことがとても重要です。永代供養墓を選択する際は、「〇年後に合祀」といった表記に注目しましょう。

合祀とは、他人の遺骨と一緒に故人の遺骨を土に還したり、骨壺から出した遺骨を共同の納骨室(カロート)に安置したりすることをいいます。

遺骨が混ざり合ってしまうため、一度でも合祀した遺骨は、再び手元に取り返すことができないため注意が必要です。

近年は、契約期間を延長できる永代供養墓や、合祀しない永代供養墓も登場してはいますが、全国的にはまだ少ないため、必ず遺骨の安置期間を確認してください。

墓地や霊園の種類と特徴

墓地・霊園は公営墓地・民営墓地・寺院墓地の3種類であることの説明

お墓のある墓地や霊園は、経営主体や管理・運営によって、大きく3つの種類に分類されます。墓地や霊園には特徴や条件があるため、お墓は立地に関してもよく比較検討して選択することが大切です。

公営墓地

公営墓地_都立小平霊園は東京都の中心部にある緑の多い広大な公園型墓地

  • 宗教・宗派を一切問わない
  • 区画面積に対する永代使用料や管理手数料が安価
  • 空き状況に伴い応募や抽選がある場合もある
  • 地域への居住年数や遺骨の状況などの条件を伴う
  • 設備・施設やサービスに物足りなさを感じる
  • 墓石の建立時は石材店を自由に選択できる

公営墓地とは、都道府県や市区町村などが管理や運営をしている墓地や霊園のことをいい、大型の公園墓地から小さな村営墓地まで、地域によって規模が異なります。

メリット

経営面での安心感が大きく、地域住民のためのお墓のため、墓地区画の広さに対する永代使用料が割安で、後々の管理手数料もリーズナブルなことがメリットです。

デメリット

交通アクセスが不便な郊外にあることが多く、環境やサービス面、事務的な対応などに寂しさを感じるケースが多い点がデメリットとなります。

民営墓地

民営霊園_美しく整備された参道や植栽の霊園

  • 一般的に宗教・宗派を問わない(要確認)
  • 区画面積に対する永代使用料や管理手数料が割高
  • 基本的に先着順で申し込み資格を問わない
  • 豊富な種類のお墓やさまざまなテーマの墓地区画がある
  • 施設や設備・サービスが充実している
  • 石材店を指定・限定されることが一般的

民営墓地とは、宗教法人や公益法人が経営主体となり、管理や運営をしている墓地や霊園のことをいい、明るさや自由度の高さが大きな特徴です。

メリット

基本的に快適な施設・設備が整った墓地・霊園が多いため、お墓参りの際に不便を感じず、ゆっくりと休憩ができるなど、多数のメリットがあります。

デメリット

墓地や霊園によっては経営状況が悪く、手入れが行き届いていないケースもあるため、必ず事前に現地確認をして、後々の管理手数料の負担についてよく検討する必要があります。

寺院墓地

寺院墓地_お寺の境内に隣接した檀家のためのお墓

  • 宗教・宗派の制約がある(他のお寺による供養ができないなど)
  • 手厚く供養してもらえる
  • 立地が良く利便性が高いことが多い
  • 清掃管理が行き届いていることが多い
  • 寺院によってお墓の種類が異なる
  • 檀家になる必要がある場合もある

寺院墓地とは、宗教法人によって経営されている墓地のことをいい、基本的にはお寺の境内にあったり、寺院が直接、運営・管理をしていますが、近年は民営業者へ委託しているケースもあります。

メリット

お墓参りのしやすさが最大の魅力で、基本的に僧侶や運営・管理スタッフが常駐しているため安心感があり、後々の供養に関する相談などをしやすい点もメリットです。

デメリット

万一の経営破綻などのトラブルに巻き込まれないよう、信頼のおける宗教法人かどうかや、檀家や寄付金などの負担について、事前にしっかりと確認する必要がある。

お墓の契約の流れ

お墓の契約の流れは、次のような7つのステップとなっています。

  1. お墓の情報を調べて資料請求により比較検討する
  2. 候補のお墓について事前予約して実際に現地を見学する
  3. 事前見積を取得して具体的な予算を把握する
  4. 気になるお墓を仮予約する
  5. 家族や親族へ相談してよく話し合い承諾を得る
  6. お墓を契約する(対象外のお墓は仮予約を解除する)
  7. 墓石や彫刻などの手配して完成したお墓を確認をする

お墓は自分一人で決めるのではなく、家族や親族が納得のできる種類や場所を選び、実際の現地を確認することが大切です。

気をつけなければならない注意点については、次章にて説明しますので、必ず目を通して、トラブル回避にお役立てください。

お墓選びの注意点

お墓選びの6つの注意点についてポイントを押さえて解説

お墓選びにおいては、6つの注意点があるため、ポイントを押さえて解説します。

①お墓の種類は特徴やメリット・デメリットをよく理解する

お墓の種類は前述のように7種類あり、見た目の形状やデザイン、遺骨の安置期間、お参りの方法などがそれぞれ異なります。

お墓選びで失敗しないためには、あらかじめ特徴やメリット・デメリットを把握して、お墓の種類について知識を備えておくことが大切です。

②お墓については家族や親族とよく話し合う

お墓については家族や親族とよく話し合い、後々になってトラブルにならないように注意しましょう。

たとえば、親として子供に負担をかけたくないと考えていても、子供はお墓を継承したいと考えている場合や、一定期間後に合祀してほしくないと考えている場合もあります。

③お墓の契約内容や費用の内訳をしっかりチェックする

お墓を契約する際は、事前に利用条件や規約内容をよく読んで、費用面についても内訳までしっかりと確認しましょう。

  • 年間管理費:無料〜約3万円
  • 納骨手数料:無料〜約3万円
  • 納骨法要料:約3〜5万円

お墓は、土地代となる永代使用料や墓石代、もしくは永代供養のための永代供養料といった初期費用のほか、後々に必要となる上記のような費用が発生するのが一般的です。

④お墓は契約前に実際の雰囲気やお参りのルールを確認する

お墓は契約前に、交通アクセスの利便性や、実際の雰囲気、お墓参りのルールなどをしっかりと確認しましょう。

一般的にお墓は、お参りできる時間や場所などに規定があり、線香など火気が使用できない場合や、供物・仏花などをお供えできない場合もあるため、事前に条件を確認してください。

⑤お墓選びや納骨は焦らずに準備に時間がかかることを理解する

お墓への納骨の時期に正式な決まりはありません。一般的には、次のようなタイミングで遺骨を埋葬・納骨します。

  • 四十九日法要
  • 百か日法要・お盆・春彼岸・秋彼岸
  • 一周忌などの命日
  • お墓の準備が整い次第

納骨堂などのシンプルなお墓は1〜2週間で契約から納骨を行うことができますが、墓石の建立には、一般的に1〜2ヶ月の期間を要し、お墓探しの期間を含めると3ヶ月程度必要です。

家族が亡くなった際、すでに納骨するお墓を所有している方なら、四十九日法要と納骨式を同時に行うことが一般的ですが、新たに墓石を建てる場合、四十九日法要での納骨は困難です。

納骨は、お墓の準備ができてからで問題ないため、決して焦らず、後悔しないように理想のお墓選びを行いましょう。

⑥寺院墓地の墓じまいではあらかじめ菩提寺へ相談する

寺院墓地のお墓を墓じまいする場合は、あらかじめ菩提寺へ相談して、トラブルにならないように注意しましょう。

檀家をやめるときは、お世話になった謝礼として離檀料が必要になることが一般的ですが、高額な請求にならないよう、金銭面での悩みなどを事前に相談しておくのがおすすめです。

出典:墓じまい 離檀料に関するトラブルに注意(国民生活センター)

お墓とは何か?

お墓とは、亡くなった方の遺骨を納め、故人を偲び、供養するための建造物のことをいいます。

なぜお墓が必要なのか、どういったタイミングで準備するのか、お墓の種類について知る前に、まずはお墓の必要性について学んでおきましょう。

お墓が必要な理由とは?

お墓が必要なのは、主に次のような理由があるため、その必要性について詳しく解説します。

  • お墓によって法律と遺骨を安全に守れる
  • お墓は絆の象徴として心の拠り所になる

お墓によって法律と遺骨を安全に守れる

法律 刑法第 190条 墓地埋葬法 第2章 第4条
概要 死体・遺骨・遺髪、または棺に納めてある物を損壊・遺棄・領得してはいけない 死体や遺骨を認可された墓地以外の場所で行ってはいけない
罰則 3年以下の拘禁刑 2万円以下の罰金または拘留もしくは科料
参考 刑法第190条(e-Gov法令検索) 墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)第2章 第4条(厚生労働省)

日本では、死後の遺骨やお墓に関する法律があり、違反すると罰則や罰金が課せられるため、注意しなければなりません。

遺骨を自宅で供養することは罪になりませんが、地震・火災、転落・転倒の危険性や、自分自身に万一のことが起こった場合の未然対策にも注意が必要です。

お墓として、しっかり運営管理している墓地や霊園、お寺などの納骨施設へ埋葬・納骨することは、大切な故人の遺骨を守るための安全対策に繋がります。

お墓は絆の象徴として心の拠り所になる

お墓は、絆の象徴として、故人や先祖との繋がりを感じることができ、遺族や子孫にとって心の拠り所になります。

とくに家族を亡くしたばかりの方は、お墓参りによって、故人を思い出したり、寂しさや悲しみを癒やすことができるため、お墓の存在はとても大きいです。

手を合わせて祈りを捧げ、日常の良いこと・悪いことを報告することで、気持ちが落ち着くようになるでしょう。

お墓参りの習慣は、子供の精神的な育成に役立つと考えられており、命の大切さを学び、親や先祖への感謝の気持ちを養うことにも最適と言われています。

お墓を準備するタイミング

お墓を準備するタイミングには、一般的に次のような3つのケースがあります。

  • 納骨したい遺骨がある場合
  • 生前にお墓の準備をしたい場合
  • 改葬や墓じまいをしたい場合

納骨したい遺骨がある場合

家族や身近な方が亡くなって、火葬した遺骨が自宅にある場合や、手元供養(てもとくよう)や分骨により、遺骨を所有している場合、最終的にお墓へ埋葬・納骨するのが一般的です。

言い換えると、遺骨は複数の骨壺に納めて家族それぞれで供養したり、ネックレスや指輪などのアクセサリーにすることもできるため、お墓への納骨と手元供養を併用することもできます

生前にお墓の準備をしたい場合

終活の一環でもある生前のお墓の準備は、寿陵(じゅりょう)と呼ばれ、中国では縁起がよいこととされており、家族の負担を抑えられることが大きなメリットです。

お墓や仏壇といった祭祀財産は、相続税がかからないため節税対策になります。生前のお墓の準備は、子供へ迷惑をかけたくない方や、自分の理想の死後の用意をしたい方におすすめです。

ただし、ローンで購入して亡くなった時点で未払い金がある場合、その未払い分は遺産総額から差し引く(債務控除)ことができないため注意が必要です。

改葬や墓じまいをしたい場合

改葬とは、お墓の引っ越しのことをいい、故郷にあるお墓を自宅の近くへ移動したり、古いお墓を墓じまいして、新しいお墓へ遺骨を移すことをいいます。

近年は、さまざまなお墓の種類が登場しているため、昔ながらの墓石のお墓を墓じまいして、維持管理のリスクを抑えられる永代供養墓へ改葬する方が増えています

年度 件数
2014年度 83,574件
2015年度 91,567件
2016年度 97,317件
2017年度 104,493件
2018年度 115,384件
2019年度 124,346件
2020年度 117,772件
2021年度 118,975件
2022年度 151,076件
2023年度 166,886件
2024年度 176,105件

政府が毎年発表している集計によると、改葬の件数は右肩上がりに増加しており、2024年度は10年前と比較して、2倍以上にまで増加していることが判明しました。

お墓の種類に関してよくある質問

お墓の種類に関してよくある質問をご紹介しますので、気になる項目があれば、ぜひ参考になさってください。

お墓で墓石を安く建てる方法は?

お墓で墓石を安く建てるためには、次のようなポイントがあります。

  • 石材店へ正直に安い墓石を求めていることを伝える
  • 墓石を小さくする
  • 墓石をシンプルなデザイン加工にする
  • 複数の石材店から見積取得をして比較する
  • 石材の種類についてランクを確認してグレードアップしない
  • 既製品の墓石や見本用の墓石を価格交渉する

霊園の場合は、日陰や湿気の多い水回りの近くなど、不人気な区画について価格交渉すると、相談に応じてもらえる可能性もあります。

ペットと一緒に納骨できるお墓の種類はある?

ペットと一緒に納骨できる一般墓や樹木葬、納骨堂などがあるため、家族の一員である犬・猫などのペットと、死後も一緒に過ごしたい方は、ぜひ探してみるとよいでしょう。

参考:ペットと眠れる納骨堂(納骨堂てらす)

基本的に「ペット可」と表記されている墓地以外のお墓では、ペットの遺骨を納骨することは禁止されているためご注意ください。

お墓を自宅に建てるのは問題ない?

自宅の庭にお墓を建てること自体は問題ありませんが、人間の遺骨を埋葬するのは基本的にお墓に限られているため、法律違反となります。

遺骨を収納できる仏壇も市販されていますが、遺骨は骨壺のままでも室内で保管すれば問題ないため、決して屋外に埋葬しないよう気をつけましょう。

まとめ:お墓は7種類!費用や特徴をよく比較検討して選びましょう

お墓の種類のカタログを資料請求して確認している夫婦

お墓の種類について、知っておくべき基礎知識や、種類による費用や特徴の違いを解説しましたが、まとめると次のとおりです。

  • お墓の種類は、大きく分類すると一般墓地・永代供養墓の2つがあり、最近は約8割の方が永代供養墓を選んでいる。
  • お墓の種類は、全部で7種類(一般墓、個別墓、納骨堂、個別安置墓、樹木葬、集合墓、合祀墓・合葬墓)がある。
  • お墓の場所となる墓地や霊園には、公営墓地・民営墓地・寺院墓地の3種類があり、宗教・宗派の自由度や、施設・設備、費用面などの違いやメリット・デメリットがある。
  • お墓選びでは、お墓の種類について理解を深め、家族や親族とよく話し合って、契約内容や費用の内訳をしっかりチェックする。契約前は必ず現地を確認して、焦らないよう注意する。寺院墓地の墓じまいは事前に菩提寺へ相談する。

北のお葬式は、北海道一円のお葬式に対応しており、本サービスを利用して葬儀をされたお客様のお墓に関するご質問やお悩みにも対応しております。

一般墓や墓石、人気の納骨堂についてもご紹介し、お墓の生前準備や墓じまいのご相談も無料で承っておりますので、葬儀後にお墓についても相談したいという方は、どうぞお気軽にお問い合せください。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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