葬儀費用は誰が負担する?葬儀費用でケンカになる場面や、ケンカの防止策など、葬儀費用で起こる悩みやトラブルについてまとめて掲載しています。
目次
葬儀費用についてケンカ
葬儀は、故人を偲ぶ場です。故人の冥福を祈って成仏祈願を行う場となるはずが、葬儀に関することで遺族同士のケンカになってしまうことも少なくありません。故人のためにと思い葬儀を行うにもかかわらず、故人を気持ちよく見送れず後悔してしまっては残念です。ケンカの原因として、よくある原因はお金の事、葬儀費用についてです。葬儀費用についてのケンカはどんなことで、どんな場面で起こるのでしょうか。
葬儀費用は誰が負担?喪主は誰?
葬儀費用に関して起こるケンカで、まず起こりやすいのが「葬儀費用を負担するのは誰か」という問題です。一般的には喪主が葬儀費用を負担するといわれています。喪主とは葬儀などの祭祀を主宰する人のことです。喪主には必ずしも長男がなる等の決まりはありません。相続人や親族を含め血縁関係がある人が喪主となる場合が多いですが、誰が喪主となっても良いことになっても良くなっています。喪主を誰が務めるか自体に大きな問題はありませんが、喪主が葬儀費用を払う慣習があるために「誰が喪主になるか」ということが問題になりがちです。
子供が喪主や若い場合には、親族が葬儀費用を払うこともあります。兄弟の誰が喪主となり誰が葬儀費用を払うのか、親族の誰が払うのか、また、どのくらい払うのか費用に関して決めるべきことは色々あります。そのため、葬儀費用を誰が負担するか、どの位払うかで揉めケンカになってしまうのです。喪主をつとめた人が多めに葬儀費用を負担する場合もあれば、人数に応じて金額をきっちりと折半する場合もありますし、各々の生活状況や経済的事情を考慮する場合もあります。
ケンカを防止するための一つの方法として、遺言での喪主の指定があります。葬儀や供養を行ってほしい場合に遺言で喪主を指定することができます。民法には以下のような規定があります。
民法897条1項 系譜、祭具、墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。
つまり、遺言にて被相続人が祭祀承継者を指定していた場合には、指定された者が祭祀承継者ということになります。遺言で祭祀承継者が指定されていればケンカはおきづらくなります。正式な遺言以外でも喪主の指定をすることができますが、法律に則った遺言に残した方が正式な内容としてケンカを防ぐためには安心です。
葬儀費用はいくら?予算オーバーでケンカ
誰が払うのかという事とは別に、葬儀費用は総額でいくらかという問題でケンカが起きてしまうこともあります。予め葬儀費用や予算を決めていても、オプションを色々つけて予算オーバーになってしまうことがあります。少しの予算オーバーでしたら「仕方ないか」で済みそうですが、予定より大幅に金額をオーバーしてしまうことで、ケンカになってしまうのです。兄弟や親族間で「なるべく簡単に済ませよう」「家族だけで葬儀行おう」と小規模の葬儀を希望する場合や、「知人にはなるべく多く参列者してもらいたい」と大規模の葬儀を希望する場合など、葬儀に対する価値観の違いがあることは珍しくありません。そのため、葬儀費用がどのくらいかでケンカが起きることとなってしまいます。
葬儀と一言でいっても色々あり、どんな葬儀を選び、どんな葬儀プランを選び行うかで料金が大きく変わります。北のお葬式で葬儀に実際にかかる費用を比較すると以下のようになっています。
・直葬
北海道札幌市・旭川市内の警察や病院などから安置施設に安置し、火葬のみを執り行うプランです。祭壇はなく、お別れの時間が短く、参列者が限られます。
事前予約価格 93,500円
直送プランの詳細はこちら
・火葬式
火葬式プランは、お通夜・告別式などの儀式を行わず火葬のみを執り行うお葬式のことです。極力費用を抑えたシンプルなお葬式にしたい方におすすめです。
事前予約価格 168,300円(税込)~
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・一日葬
一日葬は、通夜を行わない葬儀形式です。告別式・出棺を主体として考え、1日で葬儀を済ますので、ご家族が体力的・精神的に負担を軽減できる事や、遠方から参列する方の宿泊費などのご負担を考えて、お選びになる方におすすめです。
事前予約価格 311,300 円(税込)~
一日葬プランの詳細はこちら
・家族葬・密葬
家族葬・密葬は、ご家族様・ご親族様・親しいご友人など、身内のみで執り行います。ゆっくり気兼ねなく故人さまをお見送りされたい方におすすめです。札幌市など近郊地域で、お通夜と告別式を行う一般的な葬儀形式です。ご参列者様は、10名〜20名程度で行う葬儀を前提としています。
事前予約価格 388,300 円(税込)~
家族葬プランの詳細はこちら
・一般葬
故人と縁のあった方々に幅広くお見送りしていただける一般的なお葬式になります。
事前予約価格 641,300 円(税込)~
一般葬プランの詳細はこちら
・福祉葬
福祉葬とは、生活保護法第18条に基づく
自治体が葬儀費用を扶助する「葬祭扶助制度」を利用して執り行われる葬儀のことです
自己負担 0円
食事や引き出物、バスなどは別費用になります。当初はシンプルに葬儀を行うと話していたのに、オプションをつけすぎていつの間にか豪華になっていた、予算を大幅にオーバーしたなど予定外の出費で苛立ち、ケンカに繋がりやすくなります。どんな葬儀をあげるのか、予算と相談しながら決めることでケンカを防ぐことに繋がります。葬儀会社とプランを決める時には、予め予算を伝え、見積やプラン内容を遺族間で相談する時間をとって最終的に決めた方が問題はおきづらくなります。
喪主や葬儀費用について話し合い
葬儀を行う事や喪主になる事は意図せず突然訪れます。突然、葬儀の用意が必要になった場合に、故人の希望があればよいですが、何もない場合は揉めがちです。特に葬儀の準備には時間が無い場合が多くなりますが、ケンカにならないように葬儀プランを決める前になるべく相談をしたいところです。悲しみに暮れる中、金の切れ目が縁の切れ目といわんばかりに、葬儀がきっかけで仲が悪くなる兄弟や親族も居ます。
どんな葬儀にするか、いくらを予算とするのか、葬儀プランや費用について予め相談をしておくことでケンカ防止になります。また、遺言やエンディングノートの作成も有効です。終活という言葉を知っていても、実際には用意していない人も多くいます。また、葬儀費用の信託を利用する方法もあります。葬儀費用信託とは、葬儀にかかる費用を生前に金融機関や弁護士に預けておくことです。終活など生前に人生の最期について考える機会が増加していますので、葬儀費用についてケンカしないよう生前に契約をしたり、費用も事前に用意しておくという方法もあります。
お金がかかる場面は葬儀だけではなく、お墓の維持費や法要の費用など様々です。葬儀費用は誰がどの位の割合払ったのか、お墓の費用はどうするかなど、お金に関する問題は山積みです。葬儀の準備をしておいたり、準備を促したりして、葬儀費用の問題や葬儀を行う事でケンカ別れになるのだけは避けたいものですね。
終活など生前に人生の最期について考える機会が増加していますので、葬儀費用についてケンカしないよう生前に契約をしたり、費用も事前に用意しておくという方法もあります。 あるいは、家族信託を設定することによって、受託者が葬儀会社などへの費用や供養のための費用を、確実に信託財産から支払うことができる仕組みをとることもできます。 家族信託については詳しくはこちらをご覧ください。
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