2-0.葬儀後に必要なこと

2020.04.08

墓参りにはいつ行くべき?一般的なお参り時期を知ろう

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ご先祖さまや故人の供養を願って行うお墓参り。

お墓参りに行く時期やタイミングには決まりがあるのでしょうか?

結果から言うと、答えはNOです。

北海道では積雪によってクローズしているところは多くありますが、そのような状況以外ではお墓参りにはいつ行っても構いません。

とはいえ、一般的によく行くタイミングはあります。

今回は多くの方がお墓参りによく行く時期やタイミング、お墓参りの際のマナーについてご紹介します。

墓参りはいつでもOK。でも六曜は関係する?

故人やご先祖様の冥福と供養を祈り、お墓の前で手を合わせるお墓参り。

家族を見守ってくれていることへの感謝を伝え、故人との思い出を語らう機会でもあります。

お墓参りは「この日に行くべき」「この日に行かなくてはいけない」という決まりはありません。

お盆や命日など、宗教的に意味がある日に行くはもちろん、それ以外の日でもいつでも行ってもOK!

進学、就職、結婚など人生の節目に、ご先祖様への報告でお墓参りに行く方も多くいらっしゃいます。

お墓参りに六曜の意味は関係しない?

六曜の中で不吉な日とされる「仏滅」。

仏滅にお墓参りに行ってもいいの?と心配される方が少なからずいらっしゃいますが、こちらも問題ありません。

六曜とは中国の古い占いを起源とする暦。

現在はゲン担ぎの一つとして考えられていますが、実は仏教とは何の関係もないのです。

仏滅にお墓参りをすることには何も問題ありませんで、安心してお出かけくださいね!

※冠婚葬祭と六曜にまつわる解説はこちらでも詳しくご紹介しています。

葬式と六曜(六輝)の関係とは?冠婚葬祭にまつわる「六曜」

墓参りにはいつのタイミングで行く人が多い?

お墓参りにはいつ、何度行っても良いですが、一般的には下記のタイミングで行く方が多いです。

故人の命日

故人の命日にはお墓参りに行く方が多いです。

祥月命日には定期的に年忌法要も行われます。

また「月命日」には、毎月お墓参りに行くのは難しくても仏壇にお供え物をして手を合わせるという方も多いでしょう。

 

お盆

7月、または8月の13日~16日の4日間がお盆です。

最近は夏休みの時期と合わせて8月とするところが多いですね。

お盆はご先祖様の霊が家に帰ってくると言われ、この時期に合わせてお墓参りをする家庭は多いでしょう。

夏休みで実家に帰省する方も多く、家族そろってお墓参りに行くことができます。

13日のお盆入りに迎え火を焚いてご先祖様をお迎えし、16日に送り火でお送りすると言われています。

ご先祖様をお迎え・お送りする13日・16日のタイミングでお墓参りをし、ご先祖様が自宅にいる14・15日の間は自宅の仏壇に手を合わせるのがよいと言われています。

もちろん13日に行けない場合は14~16日の墓参りでも問題ありません。

お彼岸

3月の春分の日、9月の秋分の日それぞれを中日として、前後3日を含む1週間がお彼岸です。

もともと「彼岸」とは、仏教で煩悩を脱して悟りの境地に達すること、またはそのための修行を行うことを指す仏教の言葉です。

お寺ではお彼岸に合わせて法要などの行事が行われることが多く、このタイミングに合わせて故人の供養を行うことで、ご先祖様やお参りした本人も極楽浄土へ行けると言われています。

お彼岸にお墓参りに行く場合は、春分の日、秋分の日の祝日に合わせて行くことが多いですが、お彼岸の1週間の間であればいつ行っても問題ありません。

正月

お正月は里帰りで親戚が集まるので、親戚一同でお墓参りに行くという家庭も多いです。

1年の終わりにお墓をきれいに掃除する、ご先祖様へ新年の挨拶をするという方も多いです。

年末年始のお墓参りの時期についても特に決まりはありませんが、寺院墓地の場合は31日だとお寺が忙しいかもしれませんね。

また、29日は「二重に苦しむ日」として行事を避ける、31日は「一夜飾り」からお通夜を連想させるため縁起が良くないと言われています。

お墓参りをしてはいけないということではありませんが、気になる方は30日や新年になってからお参りするとよいでしょう。

地域や家庭の風習が残っている場合はそれに合わせてお参りします。

墓参りに行くべき時間やマナーを確認

お墓参りに行くべき日程に決まりがないように、お墓参りの時間にも特に決まりはありません。

しかし、お墓の掃除をすることを考えると、明るいうちに行くことをおすすめします。

お墓参りは「何かのついで」に行くのはよくないとされていますので、1日の最初の予定として午前中に行くのが良いと思います。

夕方以降だと暗くなって足元が危ないですし、防犯面でも心配があります。

霊園の場合は閉門して中に入れない可能性もあります。

墓参りの服装はカジュアルな普段着で問題ありません。

他の参拝者へ配慮して派手すぎる服装や派手なアクセサリー、においの強い香水などを避ければOK。

お墓に着いたら本堂に挨拶し、お墓をきれいに掃除してから線香や花を供えて手を合わせます。

※お墓参りの細かい作法はこちらでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

墓参りの作法を徹底解説!お参りの手順や服装、持ち物などを知ろう

お墓参りは特別な行事ではないので、ぜひご先祖さまや故人に会いに行く気持ちで出かけてください。

身構えて行くよりも、折に触れて気軽に足を運んでみましょう。

まとめ

墓参りに行くタイミングに決まりはありません。

命日やお盆、お彼岸などが一般的なタイミングですが、それ以外にも里帰りや人生の節目に報告をしにお墓参りに行く方も多いです。

お墓参りの時間も決まりはありませんが、お墓の掃除をすることを考えると明るいうちに、午前中から行かれるのが良いかと思います。

お墓参りは特別な行事ではありません。

ぜひ気軽にお墓に足を運び、故人やご先祖様に思いを馳せる時間を作ってみてください。

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この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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