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2026.08.31

家族葬の喪主挨拶|場面別のそのまま使える例文とマナー

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「家族葬でも、喪主として挨拶はしないといけないの?」「何を話せばいいのか分からなくて困る」「自分の立場に合った例文がなかなか見つからない」

家族葬は身内だけの葬儀とはいえ、喪主として一言挨拶をする場面は少なくありません。

この記事では、喪主挨拶で伝えるべき内容や場面・続柄・状況別の喪主挨拶例文について、実際に使える形で詳しく解説します。避けたい言葉や上手に話すコツも紹介しているので、初めて喪主を務める方もぜひ参考にしてみてください。

家族葬でも喪主挨拶は必要?

家族葬だからといって、喪主挨拶を省略する決まりはありません。一方で、身内だけの少人数であれば、形式ばった長い挨拶よりも、簡単な一言で済ませるケースも多くあります。

「挨拶をするかどうか」「どの程度の長さにするか」は、参列者との関係性や葬儀の規模に応じて、喪主が判断してよいものです。

迷った場合は、葬儀社のスタッフに相談すると、参列者の顔ぶれに合わせたアドバイスをもらえることもあります。喪主本人が挨拶をできない場合の対応も、あわせて確認しておきましょう。

関連記事:喪主がやることチェックリスト|全27項目を葬儀の流れに沿って解説

喪主が挨拶できない場合

喪主が高齢だったり、体調がすぐれなかったりして挨拶が難しい場合は、ほかの親族が代理で挨拶することも可能です。代理を務めるのは、故人の配偶者や子など、喪主に近い立場の家族が中心となります。

喪主が用意した挨拶文を、代理の人が代わりに読み上げる「代読」という形で対応することも可能です。代理で挨拶する場合は、冒頭で故人との続柄とあわせて、喪主の代理である旨を一言添えておきましょう。

説明がないと、参列者が本来喪主を務めるはずだった人の体調などを心配してしまうことがあるためです。

喪主挨拶で伝えるべき基本の内容

いざ挨拶を考えるとなると、何を話せばよいのか迷う方も多いでしょう。ここでは、次の2つのポイントを紹介します。

  • 挨拶に入れる4つの要素
  • 挨拶の長さは1〜3分が目安

喪主挨拶の内容や長さの目安を確認していきましょう。

挨拶に入れる4つの要素

挨拶に入れる4つの要素

喪主挨拶は、大きく分けて「参列へのお礼」「故人との続柄・簡単な紹介」「生前のお付き合いへの感謝」「今後のお付き合いのお願い」の4つの要素で構成すると組み立てやすくなります。この順番どおりに話す必要はなく、状況に応じて省略や入れ替えをしても問題ありません。

形式よりも、感謝の気持ちが伝わることを優先するとよいでしょう。

挨拶の長さは1〜3分が目安

喪主挨拶の長さは、1〜3分程度が目安とされています。文字数にすると400字から800字程度で、A4の用紙1枚に収まる分量です。長く話しすぎると参列者の負担になりやすいため、伝えたいことを絞って簡潔にまとめたほうが、印象に残りやすくなります。

ただし、ごく短い挨拶の場合は30秒程度となる場合があり、通夜や通夜振る舞い、精進落としではこの傾向が強まります。

話す速度には個人差があるため、事前に声に出して読んでみて、実際にかかる時間を確認しておくと安心です。

家族葬の喪主挨拶|場面ごとの例文

家族葬の喪主挨拶|場面ごとの例文

同じ葬儀のなかでも、挨拶をする場面はいくつかあり、それぞれ触れるべき内容が異なります。ここでは、次の4つの場面に分けて例文を紹介します。

  • 通夜での挨拶
  • 通夜振る舞いでの挨拶
  • 告別式・出棺時の挨拶
  • 精進落としでの挨拶

場面ごとに、そのまま使える形で見ていきましょう。

通夜での挨拶

通夜での挨拶は、通夜が終わったタイミングで、参列へのお礼と、通夜振る舞いへの案内を兼ねておこなうのが一般的です。

【例文】

本日はお忙しいなか、亡き父〇〇の通夜にお集まりいただき、誠にありがとうございます。生前は皆様に大変お世話になり、家族一同、心より御礼申し上げます。ささやかではございますが、別室にお食事の席をご用意しております。お時間の許す限り、故人の思い出話などをお聞かせいただければ幸いです。本日は誠にありがとうございました。

通夜振る舞いでの挨拶

通夜振る舞いの終わりには、翌日の葬儀・告別式の案内を兼ねてお開きの挨拶をします。

【例文】

本日はご多用のなか、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、通夜を無事に終えることができました。夜も更けてまいりましたので、この辺りでお開きとさせていただきます。明日の葬儀・告別式は〇時より執り行いますので、お時間がございましたらぜひご参列ください。本日は誠にありがとうございました。

告別式・出棺時の挨拶

告別式・出荷時の挨拶は、葬儀全体を締めくくる、最も重要な挨拶とされています。

【例文】

本日はご多忙のなか、〇〇の葬儀・告別式にご参列いただき、ありがとうございます。おかげさまで、滞りなく葬儀を終えることができました。生前賜りましたご厚誼(こうぎ)に、家族を代表して心より御礼申し上げます。これより出棺となりますが、どうぞ〇〇をお見送りいただければ幸いです。本日は誠にありがとうございました。

関連記事:通夜・葬儀・告別式の違いとは?内容や流れ・マナーを解説

精進落としでの挨拶

火葬後の精進落としの席では、開始時の献杯の挨拶と、終了時の締めの挨拶の2つの場面があります。

【開始時(献杯の挨拶)】

本日はご多用のところ、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。皆様のおかげをもちまして、葬儀・告別式、火葬まで無事に終えることができました。ささやかではございますが、お食事の席をご用意いたしましたので、故人を偲びながらお召し上がりください。それでは、献杯のご唱和をお願いいたします。献杯。

【終了時】

本日は最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。皆様に見送っていただき、〇〇も喜んでいることと思います。至らぬ点もあったかと存じますが、最後まで温かくお付き合いいただき、重ねて御礼申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

 

家族葬の喪主挨拶|続柄別の文例とエピソードの入れ方

例文をそのまま読み上げるだけでも失礼にはあたりませんが、故人との関係性に合わせて日常の一場面をひとつ添えると、形式的な言葉だけでは伝わらない人柄が伝わりやすくなります。ここでは、次の4つの続柄に分けて例文を紹介します。

  • 長男の場合
  • 夫の場合
  • 妻の場合
  • 娘の場合

自分の立場に近いものを参考にしてみてください。

長男の場合

長男が喪主を務める場合、故人(父または母)の人柄を、多くの参列者が共感しやすい切り口(仕事への向き合い方、家族との過ごし方など)で1つ選んで語ると、聞き手の心に残りやすくなります。

【例文1(仕事への向き合い方)】

本日はご多忙ななか、父の葬儀にご参列いただきまして、誠にありがとうございます。父は生前、仕事に大変熱心に取り組み、家族だけでなく職場の仲間や友人にも誠実に向き合う人でした。忙しいなかでも家に戻れば家族と笑顔で過ごしてくれたことが、私にとって大切な思い出です。本日、こうして見守っていただき、父もきっと安心して旅立てたことと思います。皆様のご厚意に深く感謝し、今後とも変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。

【例文2(家族との過ごし方)】

本日はご多忙ななか、父の葬儀にお集まりいただき、誠にありがとうございます。父は無口なほうでしたが、休日には庭いじりを楽しみながら、家族のことをいつも気にかけてくれる人でした。見守っていただきながら旅立つことができ、父も安心していることと思います。生前賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。

夫の場合

妻を亡くした夫が喪主を務める場合、家庭を支えてくれたことへの感謝、または妻の人柄が伝わるエピソードを軸にすると、話がまとまりやすくなります。

【例文1(家庭を支えてくれたことへの感謝)】

本日はご多用ななか、お集まりいただき誠にありがとうございます。妻は長年、家庭をしっかりと守り、良き妻・母として家族に尽くしてくれました。妻を失った今、どれほど支えられていたかをあらためて実感しております。皆さまに見送っていただき、妻もきっと喜んでいることと思います。今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。

【例文2(妻の人柄)】

本日はお忙しいなかご参列いただき、誠にありがとうございます。妻は社交的で友人が多く、いつも楽しそうに出かけた話を聞かせてくれる人でした。その明るさに、私たち家族も何度も救われてきました。生前、妻が大変お世話になりましたこと、心より御礼申し上げます。

妻の場合

夫を亡くした妻が喪主を務める場合、「家庭を支えてくれた」という感謝に、料理や気配りなど、妻ならではの視点で見ていた具体的な様子を一文添えると伝わりやすくなります。

【例文1(家族思いだった様子)】

本日はお忙しいなか、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。主人は物静かな人でしたが、家族のことを何より大切にしてくれる、頼りがいのある人でした。生前、主人が大変お世話になりましたこと、心より御礼申し上げます。これからも家族一同力を合わせて頑張っていきたいと思っております。本日は誠にありがとうございました。

【例文2(仕事への誠実さ)】

本日はご多用のなか、ありがとうございます。主人は仕事に誠実に向き合い、多くの方に信頼されていた人でした。家庭でもその姿勢は変わらず、私たち家族を大切にしてくれました。生前賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。

娘の場合

娘が喪主を務める場合、父(母)の趣味や近所付き合いなど、日常の具体的な場面をひとつ添えると人柄が伝わりやすくなります。

【例文1(趣味・近所との交流)】

本日は、父の葬儀にご参列いただき、厚く御礼申し上げます。父は温厚で思いやり深い人でした。近所の方々との交流を大切にしており、庭の手入れを楽しみながら、よく皆様とお話をしていたようです。見守っていただき、父も安らかに旅立ったことと思います。心からの感謝を申し上げます。

【例文2(家庭での温かい様子)】

本日は、母の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。母は料理が得意で、家族が集まる食卓はいつも母の手料理で賑やかでした。その優しさは家族だけでなく、多くの方にも伝わっていたことと思います。皆様のご厚情に、心から感謝申し上げます。

家族葬の喪主挨拶|状況別の文例

故人が旅立った経緯によっても、挨拶で触れる内容は変わってきます。ここでは、次の3つの状況に分けて例文を紹介します。

  • 長い療養の末に旅立った場合
  • 突然の別れ(事故・突然死)となった場合
  • 天寿を全うした場合

当てはまる状況を確認してみましょう。

長い療養の末に旅立った場合

闘病を経て旅立った場合は、生前の様子や、家族が支えられたことへの感謝を軽く添えると、故人らしさが伝わる挨拶になります。

【例文】

本日はお忙しいなか、父の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。父は長い闘病の末、家族に見守られながら安らかに旅立ちました。最期まで前向きに過ごす姿に、私たちも多くのことを学ばせてもらいました。生前賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。

突然の別れ(事故・突然死)となった場合

突然の別れの場合、無理に気持ちを整理した言葉を作ろうとせず、率直な戸惑いを言葉にしても問題ありません

【例文】

本日はお忙しいなか、突然のことにもかかわらずお集まりいただき、誠にありがとうございます。あまりに急なことで、家族一同いまだに実感が湧かない状況ですが、皆様に見送っていただき、心強く思っております。生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。

天寿を全うした場合

高齢で、大きな病気もなく穏やかに旅立った場合は、悲しみよりも長寿を全うしたことへの感謝を中心に語ると、自然な挨拶になります。

【例文】

本日はお忙しいなか、父の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。父は近年、自宅で静かに過ごしておりましたが、大きな病を患うこともなく、〇〇歳という高齢のもと穏やかに息を引き取りました。長い人生を豊かに過ごせましたのも、皆様のお力添えの賜物と、深く感謝しております。今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

家族葬の喪主挨拶で避けたい言葉

家族葬の喪主挨拶で避けたい言葉

感謝の気持ちが伝わる挨拶であっても、言葉選びには注意が必要です。ここでは、次の2つの種類を紹介します。

  • 重ね言葉・続き言葉
  • 不吉な言葉・直接的な表現

事前に知っておくと、原稿を作る際に見直しやすくなります。

重ね言葉・続き言葉

喪主挨拶では、「重ね重ね」「たびたび」「またまた」など、同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」は、不幸が重なることを連想させるため避けます。「続く」「再び」「引き続き」など、不幸が続くことを連想させる「続き言葉」も、同様に避けたほうがよいでしょう。普段の会話ではよく使う言葉のため、原稿を作ったあとに読み返し、該当する表現がないか確認しておくと安心です。

不吉な言葉・直接的な表現

「死ぬ」「生きていた頃」など、死を直接的に表す言葉は、「生前」といった言い換え表現を使います。「4」「9」など、死や苦を連想させる数字を話のなかで使うことも避けたほうが無難です。

「浮かばれない」「迷う」など、故人があの世で迷ってしまうことを連想させる言葉も、望ましくないとされています。原稿を作ったあとに一度読み返し、該当する言葉がないか確認しておくと安心です。

関連記事:お葬式のNGワード(忌み言葉)を知ることは大人のマナー

喪主挨拶を上手に話すコツ

内容が決まったら、当日の話し方にも少し気を配ってみましょう。ここでは、次の3つのコツを紹介します。

  • 原稿・カンペを見てもいい
  • ゆっくり、はっきりと話す
  • 無理に個性を出さなくていい

いずれも、特別な話術がなくても実践できるものばかりです。

原稿・カンペを見てもいい

喪主挨拶は、暗記して話さなければならないという決まりはなく、原稿やメモを見ながら話しても失礼にはあたりません。悲しみのなかで言葉に詰まってしまうことは珍しくなく、むしろ事前に原稿を用意しておくほうが、落ち着いて挨拶できます。

文字を大きめに書く、行間を広めにとるといった工夫をしておくと、当日視線を落としたときにも読みやすいでしょう。

ゆっくり、はっきりと話す

葬儀には高齢の方が参列することも多いため、いつもよりゆっくり、はっきりとした声で話す意識が大切です。早口になりがちな場合は、一文ごとに軽く区切りながら話すと、聞き取りやすくなります。

緊張しているときほど自分では早口になっていることに気付きにくいため、いつもより少しゆっくりめを意識するくらいがちょうどよいペースになるでしょう。

無理に個性を出さなくていい

喪主挨拶では、上手に話そうとして無理に凝った表現を使う必要はなく、故人への素直な感謝の気持ちを伝えることが大切です。多くの参列者は、話の巧拙よりも遺族の気持ちに寄り添いながら聞いているため、多少言葉に詰まっても問題ありません。

この記事でご紹介した例文をそのまま使っても問題なく、名前や続柄などの部分だけ自分の状況に置き換えれば、違和感のない挨拶になります。

家族葬の喪主挨拶に関するよくある質問

ここでは、家族葬の喪主挨拶についてよく寄せられる疑問に、Q&A形式でお答えします。

  • 告別式だけの簡単な挨拶でもいい?
  • 一日葬の場合も挨拶は必要?
  • 喪主が家長以外(妻や娘)でも問題ない?
  • 故人のエピソードを話してもいい?

順に見ていきましょう。

告別式だけの簡単な挨拶でもいい?

家族葬では通夜・告別式ともに同じ身内が参列するケースも多く、両方で丁寧な挨拶を繰り返すと、形式的な印象になることもあります。そのため通夜や通夜振る舞いでの挨拶は簡潔に済ませ(または省略し)、最も重要な告別式・出棺時の挨拶だけを行う、という形でも問題ありません

一日葬の場合も挨拶は必要?

通夜をおこなわない一日葬でも、告別式・出棺のタイミングで挨拶をするのが一般的です。流れとしては、家族葬の告別式での挨拶と同じ考え方で問題ありません。

関連記事:一日葬とは?家族葬との違いや7つの注意点!流れやメリットと費用を解説

喪主が家長以外(妻や娘)でも問題ない?

喪主は、必ずしも故人の夫や長男(いわゆる家長)が務めなければならないという決まりはなく、妻や娘が務めても問題ありません。続柄によって挨拶の内容が大きく変わるわけではなく、自分と故人との関係性に合わせて言葉を選べばよいでしょう。

実際に、妻や娘が喪主を務めるケースも少なくないため、性別や続柄を理由にためらう必要はありません。

故人のエピソードを話してもいい?

故人の人柄が伝わるような短いエピソードを挨拶に入れても問題ありません。ただし長くなりすぎないよう、1つか2つのエピソードに絞り、挨拶全体が1〜3分に収まる範囲でまとめるとよいでしょう。

参列者の多くが知らないような専門的な内容や、ごく少数の身内にしかわからない話題は避け、誰が聞いても故人らしさが伝わる内容を選ぶと安心です。

まとめ:家族葬の喪主挨拶に迷ったら

家族葬の喪主挨拶は、形式にこだわりすぎず、参列者への感謝の気持ちを自分の言葉で伝えることが大切です。

この記事で紹介した例文を参考にしながら、続柄や状況に合わせてご自身の言葉に整えていけば、心のこもった挨拶を用意できます。参列へのお礼・続柄の紹介・生前の感謝・今後のお付き合いのお願いという4つの要素と、1〜3分という長さの目安を意識しておくと、当日も落ち着いて話せるでしょう。

北のお葬式は、札幌市を中心に、旭川市・函館市・北見市など北海道全域に対応する葬儀社です。挨拶の内容や当日の流れに不安がある場合も、24時間365日対応のスタッフにご相談いただければ、参列者の顔ぶれや葬儀の規模に応じたアドバイスをお伝えします。

対面での相談を希望する場合は、当日からご指定の場所へお伺いすることも可能です。不安な点があれば、無料相談をご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。

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