お葬式で弔電をいただいたら、葬儀後にお礼状で感謝の気持ちを伝えましょう。
今回は弔電のお礼状について、詳しいマナーを解説します。
お礼のタイミングや方法といったマナー、お礼状の例文、注意点などをご紹介しますね。
※弔電を送る場合のマナーについては、こちらで詳しくご紹介しています。
お葬式の弔電、送り方の基本やマナーを心得よう!
弔電のお礼状、書き方のポイントや例文を紹介
お悔やみごとに対してのお礼状ですので、マナーをおさえた作成が必須です。
下記の点を確認し、失礼にならないように注意しましょう。
- 便箋は白やグレーで無地のものを使用する
- 縦書きが基本
- 「拝啓」「敬具」、「謹啓」「謹白」などは使っても使わなくても良い
- 「、」「。」などの句読点は使用しない
- 忌み言葉は使わない
普通のお手紙とは少し文章の書き方が違うので注意しましょう。
忌み言葉とは「大変」「消える」「4(死)」「9(苦)」など不幸を連想指せる言葉や、「重ね重ね」「また」「続いて」など不幸が続くことを連想させる言葉のことです。
これらの言葉は葬儀に関わる場面では共通してマナー違反となるので、覚えておく必要がありますね。
忌み言葉についてはこちらでも詳しくご紹介しています。
お葬式のNGワード(忌み言葉)を知ることは大人のマナー
お礼状に入れたい内容としては、主に下記の5つです。
- 弔意、弔電に対するお礼
- 葬儀が無事に済んだ報告
- 故人が生前にお世話になったことへのお礼
- 今後ともよろしくお願いしますという気持ち
- 書面での略式のお礼になったことに対する謝罪
いただいた温かい言葉に対して、自分なりの言葉でお礼を伝えましょう。
弔電のお礼状例文
上記のポイントをおさえた例文をご紹介します
【例】
謹啓 このたびは 亡父 ○○儀の葬儀に際し
お忙しいなか ご丁寧な弔電を賜り厚く御礼申し上げます
おかげさまで葬儀も滞りなく済みましたことをご報告いたします
亡父にかわり生前のご厚情に感謝いたしますとともに
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
略儀ではありますが書中をもちまして謹んでお礼申し上げます
謹白○年○月○日
〇〇〇〇(喪主名)
弔電のお礼状を出す際に確認すべき注意点
弔電を連名でいただいた場合は、一人ひとりへお礼状を送るようにしましょう。
代表者にだけ送るというのはマナー違反です。
会社の制度として弔電をいただいた場合は、複数名に向けたお礼状でも問題ない場合もあります。
地域や会社の慣習にもよるので、年長の親族などに確認してみてください。
会社から弔電をもらった場合は、忌引き明けで出社した際に上司や同僚へ挨拶を。
いただいた弔意や気遣いに対してはもちろん、急な欠勤や休み中の仕事をフォローしていただいたことに対してもお礼を伝えましょう。
まとめ
葬儀で弔電をいただいたら、後日お礼状を出して感謝の気持ちを伝えます。
お礼状には感謝を伝える以外にも、弔電を受け取ったこと、葬儀が無事に済んだことをある意味もあるので、無理のない範囲で出来るだけ早めに送りましょう。
書面でのお礼がすでに略式の作法となるので、メールやメッセージアプリでのお礼は避けた方が良いです。
お悔やみ事に関わるお手紙は、句読点を使わない、忌み言葉を避けるなど独特のマナーがあるので注意してくださいね。
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