2-2.法事・法要

2026.03.14

四十九日法要の費用と7つの節約術!お布施の金額や準備リストをご紹介

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四十九日法要に際して、「何にいくらぐらいの費用がかかるのか」「葬儀に続いて出費がかさむ」と、お金の問題にお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

故人が亡くなった日を含めて49日目にあたる四十九日は、7日ごとの7回目の法要となるため七七忌(しちしちき)とも呼ばれ、忌明け(満中陰)を迎える大事な日となります。

そこで本記事では、気になるお布施の金額や、大切な故人や参列者に失礼にならず、四十九日法要で費用負担を抑える節約術について解説します。

四十九日法要で必要なものをまとめた便利な準備リストや、四十九日法要の費用に関してよくある質問もご紹介していますので、どうぞ参考になさってください。

四十九日法要の費用と内訳金額

四十九日法要の費用の内訳と金額の一覧表
四十九日法要の総額費用は、約10〜30万円となっています。内訳金額について、詳しく解説しますので、どうぞご参考になさってください。

最新の調査結果によると、葬儀や法要における不安では、費用が分からない方が64.5%、お布施の金額が分からない方が62.9%と、お金に関する心配事が多い傾向にあります。
出典:仏教に関する実態把握調査(2024年度)(公益財団法人全日本仏教会)

一般的な相場費用を知ることで、疑問や不安が解消されやすいため、まずはどのような費用がいくらぐらい必要なのか、具体的な内訳と相場費用について把握しましょう。

①四十九日法要のお布施:3〜5万円(合計:3〜17万円)

地域 葬儀のお布施の相場金額 四十九日法要のお布施の目安
北海道地方 約33万円 約3万円
東北地方 約60万円 約6万円
関東地方 約52万円 約5万円
中部地方 約53万円 約5万円
近畿地方 約46万円 約4~5万円
中国地方 約42万円 約4万円
四国地方 約39万円 約4万円
九州地方 約29万円 約3万円
全国平均 約47万円 約5万円

四十九日法要のお布施は3〜5万円が相場で、一般的に『葬儀のお布施の10%程度』と言われています。地域による四十九日法要の目安の金額は上記のとおりです。

    <li”>四十九日法要:3〜5万円

  • 納骨法要:1〜5万円
  • 開眼供養など:3〜5万円
  • お車代:5,000〜1万円
  • お膳料:5,000〜1万円

納骨法要や新しい墓石や仏壇を使用する際の開眼供養(浄土真宗は建碑式や入仏法要または御移徙)を行う際は、追加のお布施が必要となり、お車代やお膳料を別途用意します。

ただし、適切なお布施の金額はお寺によって異なるため、必ず事前に菩提寺へ確認しましょう。

お布施の金額は、地域性のほかにも、寺格(総本山→大本山→本山などの順序によるお寺の格式)や、授かった戒名のランクなども加味する必要があります。

お布施の包み方については、当記事の後半で詳しく解説していますので、どうぞご参照ください。
<h3″>②会場使用料:0〜15万円

  • 自宅:無料
  • お寺:無料〜5万円
  • 霊園の法要施設:2〜5万円
  • 斎場・ホテル:1〜15万円

四十九日法要を行う会場は無料から15万円程度となっており、葬儀とは違い、自宅やお寺、霊園の法要施設、斎場、ホテルなど、さまざまな場所を選ぶことができます。

地域によっては、町内会館や集会所などを無料〜数千円で利用できる場合や、飲食店を貸し切って行えるため、予算や交通アクセスなどを踏まえて検討します。

ただし、四十九日法要を行うには、次のような条件を満たさなければならないため、必ず確認のうえ最適な会場を選びましょう。

  • 読経を伴う火気を使用した法要を行えるかどうか
  • 僧侶や参列者の分まで駐車場が確保できるかどうか
  • 飲食の持ち込みや会食ができるかどうか
  • 納骨をする場合は移動手段や時間に問題がないかどうか

③食事代:3,000〜1万円/1名につき

四十九日法要では、お斎(おとき)と呼ばれる料理を用意しますが、食事代の相場費用は、1名あたり3,000〜1万円となっています。

法要が終わったら、僧侶や参列者へのおもてなしとして、懐石料理や仕出し弁当を手配するのが一般的です。

懐石料理店などの飲食店へ移動して会食する方法や、持ち帰り用の弁当を用意する方法もあるため、予算や予約時間などを踏まえて法要後にスムーズに食事ができるようにしましょう。

④引き物の費用:2,000〜5,000円/香典1件につき

四十九日法要で香典をいただいた方へは、香典金額に対して1/3〜1/2の金額の商品を目安に、2,000〜5,000円程度のお返しをするのがマナーとなっています。

葬儀の香典返しとは違い、手渡しの引き物は基本的に礼状が不要で、水引は黒白の結び切り、表書きは「志」の掛け紙を使用して包むのが一般的です。

ただし、西日本では黄白の結び切りの水引、表書きが「満中陰志」と、お返し物には地域の風習があるため、葬儀社やギフト店など、地元事情に詳しい業者へ確認のうえ注文しましょう。

なお、四十九日法要の香典返しの品物では、受け取った人が好きな商品を選べるカタログギフトや、お茶・海苔・お菓子などの食品が人気となっています。

⑤仏花の費用:3,000〜2万円

四十九日法要でお供え用として用意する仏花の費用は3,000〜2万円と幅広く、利用する法要施設によって、持ち込みの可否や価格設定が異なるため、事前に確認しましょう。

一般的に仏壇やお墓の仏花は左右1対で3,000〜5,000円ですが、ホテルでは1対あたり2〜4万円の費用となり、高価なスタンド型の供花が必要になる場合もあります。

お寺など、支払い先によっては現金が必要になる場合もあるため、あらかじめ確認して、不足のないようにお金を用意しましょう。

⑥供物の費用:2,000〜1万円

四十九日法要では、仏花以外にも果物・お菓子などの供物が必要となり、一般的には2,000〜1万円が相場費用となっています。

法要をする施設側が用意するものと、自分で購入して持ち込むものがあるため、あらかじめ確認してから準備しましょう。

仏教の供養では、基本的に「五供(ごくう)」と呼ばれる5つのお供え物が必要となり、それぞれに次のような意味や役割があります。

  • 香(こう):線香や抹香は、仏様の食事になり、参列者の心身を清める役割もある。
  • 花:仏花や供花は、仏様への敬意と感謝を表し、菊や百合などの白を基調としたアレンジメントの生花を用意する。
  • 灯明(とうみょう):ロウソクは仏様の智慧(ちえ)の象徴として、迷いの闇を照らす役割があり、四十九日法要向けのロウソクも市販されている。
  • 浄水:きれいな水には心身を清める役割があり、自宅では、水器(湯呑)に水やお茶を入れてお供えする。
  • 飲食(おんじき):一般的に果物や個包装の焼き菓子・和菓子・ゼリー、缶詰、ジュースなどのほか、自宅では炊きたてのご飯や故人が好きだった食べ物をお供えする。

⑦本位牌の費用:2〜5万円

四十九日法要で必要な本位牌の費用は、2〜5万円が相場となっていますが、浄土真宗では位牌ではなく「過去帳」を用意するのが一般的のためご注意ください。

葬儀で使用する白木位牌は仮位牌とも呼ばれ、四十九日法要では仏壇へ安置する本位牌へと魂を入れ替える儀式を行うため、事前に彫刻や書き入れをしておく必要があります。

本位牌は、製造国(日本・中国・ベトナム・タイなど)や材質、塗装・加工などの品質によって価格が異なり、次のような種類があります。主に浄土真宗で用意する過去帳についても費用や特徴をご紹介しますので、必要な場合はご用意ください。

名称 相場費用 特徴
塗り位牌 1〜10万円 伝統的な漆塗りに金粉が施してある黒い位牌
唐木位牌 2〜10万円 黒檀・紫檀などの銘木の木目を活かした位牌
モダン位牌 3〜10万円 デザイン性が高くインテリア仏壇に最適
回出位牌 3〜15万円 板札により複数名の位牌を一つに納める位牌
過去帳 3,000〜2万円 先祖代々の家系図に相当する故人の名簿帳

本位牌は、仏壇と調和が取れた種類で、本尊や先祖の位牌よりも低い高さのものを選びますが、夫婦で連名にすることもできるため、仏壇店へ予算を伝えて、相談して検討しましょう。

四十九日法要の費用を節約する7つのコツ

四十九日法要の費用を節約する7つのポイントを解説
四十九日法要の費用を節約するための7つのコツについて、ポイントを押さえてご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

①家族や主要の親族のみなど少人数で四十九日法要を行う

四十九日法要は、家族や主要の親族のみなど、少人数で行うことによって、費用を削減しやすくなります。

少人数の場合、出費を削減できる省スペースの場所で法要を営みやすく、会食や引き物のコストも削減できることが大きなメリットです。

②自宅やお寺で四十九日法要を行って会場の利用料を抑える

四十九日法要の会場は、自宅やお寺を選ぶことで費用を削減しやすくなります。

自宅の場合、会場の使用料がかからず、駐車スペースがあると、僧侶や参列者を含めて、駐車料金の負担を抑えることができます。

お寺によっては、法要施設や会食場所の利用料が無料の場合もあり、僧侶へのお車代の負担を削減することも可能です。

③食事は仕出し弁当や持ち帰りの弁当を手配する

四十九日法要の会食では、ホテルや飲食店などを利用するとサービス料が付加されて料理代が割高ですが、仕出し弁当の手配によって、出費を抑えることができます。

僧侶や親族などに問題がなければ、仕出し弁当を取り扱う業者へ持ち帰りの弁当を用意してもらうことで、相場費用よりも食事代を軽減することが可能です。

④飲み物はお茶だけにしてアルコール類を出さない

法事では、ビールやお酒などのアルコール類を提供せず、飲み物はお茶だけにすることで費用の負担を軽減することが可能です。

アルコール類は、飲み物代が高いばかりではなく、施設の使用料が延長されてしまう可能性も高くなるため、節約術として知っておきましょう。

⑤車は送迎や乗り合いで駐車場代を削減する

四十九日法要で車による移動を伴う場合は、家族や親族に協力してもらい、送迎や乗り合いを積極的に行うことで、駐車場代を削減できます。

僧侶へのお車代は、身内の送迎によってカットすることができるほか、タクシー代を支払う場合は実費負担で構わないため、少しでも費用を軽減したい場合は検討するとよいでしょう。

⑥香典から法要費用を捻出する

法事・法要では、故人の親族を中心に参列者を集い、一般参列者に辞退してもらうことで、香典収入から法要費用を捻出しやすくなります。

香典金額は、故人との関係によって異なり、血縁関係の強い親族は、香典を多めに包むことが一般的です。

⑦納骨のタイミングを先送りしてお布施の出費を抑える

納骨は必ずしも四十九日法要に行う必要がないため、納骨のタイミングを先送りすることで、お布施の出費を抑えることができます。

とくに、お墓がない場合は納骨を焦る必要はなく、百か日や一周忌、お盆やお彼岸などのほか、最適なお墓が見つかってからでも構わないため、次の記事を参考になさってください。
参考:お墓は全部で7種類!費用や特徴の比較とお墓選びの注意点について解説

四十九日法要のお布施のマナー

お布施を正しいマナーで僧侶へ渡している喪主
四十九日法要のお布施のマナーに関して、封筒の選び方や書き方、お札の選び方と入れ方の向き、お布施の渡し方まで、ポイントを押さえてまとめて解説します。

お布施の封筒の選び方

お布施の封筒_御布施・御車代・御膳料

表書き 内訳 相場費用
御布施 四十九日法要と納骨法要・開眼供養などの読経料はまとめて包んでもよい 3〜15万円
御車代 お寺以外の場所で法要をする場合は僧侶の人数分をそれぞれへ包んで渡す 5,000円〜1万円
御膳料 会食の席で食事をしない場合は食事代として僧侶それぞれに渡すのが基本 5,000円〜1万円

四十九日法要のお布施は、「御布施」「御車代」「御膳料」の3つの表書きの封筒を用意しましょう。宿泊費や旅費を渡す場合は、別途「宿泊料」として包むのが一般的です。

お布施は香典とは違って僧侶への謝礼金のため、基本的に水引が不要ですが、地域の風習によっては、黒白(5万円以上は双銀)や黄白の結び切りをする場合があります。

奉書紙を使用したお布施袋を使用するのが最も丁寧な包み方ですが、郵便番号枠がなく、お金が透けない厚手の縦型の白い封筒を使用して、筆ペンで表書きを書いても問題ありません。

  • 長形4号(90×205mm):1万円〜5万円程度
  • 長形3号(120×235mm):5万円以上

既製品の白い封筒は、上記のような規格サイズがあるため、お布施の金額に応じて選んでください。二重封筒はタブーなので避けましょう。

文房具店やホームセンター、楽天・Amazonなどでは、御布施・御車代・御膳料の3つの表書きが印刷された封筒も市販されています。

お布施袋について選び方で迷う場合は、お付き合いのある菩提寺や地域の葬儀社へ相談して、適切な封筒を選びましょう。

お布施の書き方

お布施の封筒の書き方の図解
お布施の書き方について、お布施袋を使用する場合と、白い封筒を使用する場合に分けて解説します。筆ペンは薄墨ではなく、濃い黒墨を使用するのがマナーのためご注意ください。

お布施袋を使用する場合

お布施袋を使用する場合は、中袋の有無によって書き方が異なることに注意しましょう。

【外袋の表面の書き方】

  • 中央より上:表書き「御布施」
  • 中央より下:氏名(フルネーム)または苗字のみで「〇〇家」

【外袋の表面の書き方(中袋がない場合)】
※中袋がある場合は裏面は無記入とする

  • 中央より下の左側:住所
  • 住所の左側の下寄り:氏名
  • 氏名の左側:お布施の金額

【中袋の書き方】
※項目欄があれば印字に沿って記入する

  • 表側の中央または裏側の右側:お布施の金額
  • 裏面の左側:住所
  • 住所の左側の下寄り:氏名

中袋への記入は、はっきりと読みやすいように、筆ペンではなく、黒のボールペンやサインペンを使用しても問題ありません。

白い封筒を使用する場合

白い封筒を使用する際は、お布施・お車代・お膳料の3つの封筒の表書きと名前が同じようなバランスの文字で書くと、美しく仕上がります。
【表面の書き方】

  • 中央より上:表書き「御布施」「御車代」「御膳料」
  • 中央より下:氏名(フルネーム)または苗字のみで「〇〇家」

【裏面の書き方】

  • 中央より下の左側:住所
  • 住所の左側の下寄り:氏名
  • 氏名の左側:お布施の金額

お布施のお札の選び方と入れ方の向き

お布施のお札の入れ方の向きの図解
僧侶への感謝の気持ちを表すお布施は、古いお札ではなく、新札を用意するのが最良です。新札が準備できない場合は、できるだけきれいなお札を選びましょう。

お布施袋や封筒へのお札の入れ方は、表側から見て、表面の向き・肖像画の絵柄が上側です。中袋がある場合は、裏返して開封した時に、お札の肖像画が裏面・上側の方向となります。

お布施の渡し方

四十九日法要における僧侶へのお布施の渡し方にはマナーがあるため、事前に流れと手順を把握して、失礼のないよう注意しましょう。

  1. お布施を一番上、お車代とお膳料を下に重ねて小盆へ乗せる
  2. 小盆を両手で持って導師控室へ行き、一礼をしてから入室する
  3. 座布団を使用せず、テーブルの横へ正座する
  4. 僧侶へ「本日は宜しくお願い申し上げます(本日は誠にありがとうございました)」と、簡単な挨拶をしてお辞儀する
  5. お布施の向きを僧侶から読める方向へ正して、「どうぞお納めください」と小盆を差し出す
  6. 小盆を持って、お辞儀をしてから退室する

お布施を渡すタイミングは、四十九日法要が始まる前が基本ですが、僧侶が難しそうな場合は、法要が終わってからでも問題ありません。

小盆を借りられない場合は、お布施を包む袱紗をお盆代わりに仕立てて、袱紗(ふくさ)の上へ乗せて渡しましょう。

四十九日法要を葬儀社へ依頼する場合や、お寺にサポート役の方がいる場合などは、あらかじめ適切なタイミングを案内してもらえるように依頼しておくと安心です。

四十九日法要の準備リスト

四十九日法要の準備リスト_時期とやることの一覧表
四十九日法要に向けて、便利な「四十九日法要の準備リスト」をご用意しましたので、漏れのないようにしっかりと事前準備を行いましょう。

1ヶ月前までにやること

1ヶ月前までにやることについて、ポイントを押さえて解説します。

①菩提寺への相談と四十九日法要の日程の決定

四十九日法要でまず最初にやるべきことは、菩提寺への日程と場所の相談です。お寺の都合を最優先にしましょう。

家族や親族が集まりやすい週末などに四十九日法要を行いたい場合は、四十九日の当日よりも前倒しした日程で調整します。

お布施の金額確認とともに、お寺での法要を希望する場合は、施設や料理・供物などの費用や準備にするものについても確認してください。

②会場の予約と必要品の確認

四十九日法要の日程が決まったら、会場について、おおよその人数を伝えて、空き状況を確認のうえ予約しましょう。

この際、供花や供物、料理などの内訳と費用をしっかりと確認して、必要品まで把握することが費用を削減できるポイントとなります。

③四十九日法要の案内

四十九日法要の日時と場所が確定したら、参列者へ案内状(往復はがきが便利)や、メール・LINEなどで詳細を伝える案内文を送ります。
四十九日法要の案内文では、句読点を省略して、葬儀へのお礼を含めて、要点を簡潔に伝えることがポイントです。
コピペで使える便利な四十九日法要の案内文の例文をご紹介しますので、ぜひご利用ください。

四十九日法要の案内文の例文

件名:四十九日法要のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
先般 亡父 〇〇〇〇(故人の名前)の葬儀に際しましては
格別なるご厚情を賜り厚く御礼申し上げます
さて このたび 下記のとおり 七七忌の法要を相営みたく存じます
つきましては ご多忙中誠に恐縮ではありますが
ぜひともご臨席のほどお願い申し上げます
敬具
令和〇年〇月
(住所)
(氏名)
(連絡先)

日時 令和〇年〇月〇日(〇)
午前(午後)〇時〇分より
場所 〇〇寺 〇〇会館(会場名)
住所:〇〇県〇〇市〇〇町〇-〇-〇
電話:×××-×××-××××
法要後にお食事の席をご用意しております。
※お手数ですが ご都合を〇月〇日(〇)までにお知らせいただけますと幸いです
以上

3週間前までにやること

3週間前までにやることについて、ポイントを押さえて解説します。

④本位牌と仏壇の準備

本位牌や仏壇を購入する際は、取り寄せと本位牌の文字入れには少なくとも1〜2週間程度の日数がかかるため、早めに仏壇店を訪れて、現物と費用について比較検討しましょう。

位牌を注文する際は、白木位牌の写真を提示すると、文字の誤りを防ぎやすいです。仕上がったら、必ず戒名などの文字に間違いがないかどうかを確認してください。

すでに自宅に仏壇がある場合は、ほこりや汚れのチェックをして、仏具までしっかりとお手入れを行います。

⑤納骨の準備

納骨するお墓がない場合でも、スムーズな契約手続きによって、納骨堂や永代供養墓の多くは、四十九日法要に納骨を行えます。希望する場合は早めに準備を始めましょう。

すでにお墓があり、四十九日法要に納骨する場合は、石材店へ墓石の彫刻の手配と納骨の依頼を行い、焼香台や線香などの必要品について打合せを行います。

四十九日法要に際しては、当日までにお墓の清掃を行っておくことも忘れないようにしましょう。

⑥葬儀の香典返しと礼状の手配

葬儀では当日の即返しによって、香典返しを行うことが一般的ですが、高額の香典をいただいた方へは、四十九日法要を終えたタイミングで届くように、追加で後返しを行いましょう。

地域の風習によって、返礼品の金額が安価な場合もありますが、全国的には香典金額の1/3〜1/2の商品をお返しすることが多いため、相手に失礼のないようにしてください。

後返しの香典返しでは、無事に四十九日法要を済ませたことを伝えるお礼状を添えるのがマナーとなっていますので、葬儀社やギフト店などへ併せて手配します。

香典をもらっていなくても、供花や供物、弔電などをいただいた方へは、四十九日法要を終えたタイミングで届くように、はがきなどの礼状でお礼を伝える心遣いを大切にしましょう。

2週間前までにやること

2週間前までにやることについて、ポイントを押さえて解説します。

⑦引き物の手配

四十九日法要の引き物を手配する際は、殺生を連想させる肉・魚などの商品や慶事向けの昆布などを避け、持ち帰り用の紙袋も忘れないように用意しましょう。

公共交通機関を利用して訪れる参列者でも楽に持ち帰りやすいよう、重量や大きさなどに注意することも引き物選びの大切なポイントです。

⑧料理の予約

四十九日法要の会食で出す料理は、肉・魚を避ける本格的な精進料理である必要はありませんが、僧侶や香典をいただく方に失礼のない品質を考慮しましょう。

一般的に法事で利用する仕出し弁当店や料亭を利用するなら安心ですが、配達に遅延がないことや冷めても美味しいことなど、業者やお店を選ぶときは口コミを調べておくと安心です。

⑨供花・果物・供物の準備

四十九日法要に必要な供花や供物は、当日の流れによって異なり、法要用・納骨用・仏壇用(後飾り祭壇用)と、最大で3ヶ所分の供花や供物が必要となります。
どのような仏花や供物を用意するべきか、間違いのないように気をつけて準備しましょう。

前日までにやること

前日までにやることについて、ポイントを押さえて解説します。

⑩喪主の挨拶のカンペの準備

四十九日法要では、喪主が遺族代表の挨拶を行うのが一般的なため、トークが苦手な方は事前にカンペを用意して準備しておきましょう。

葬儀社へ段取りを依頼した場合や、寺院・ホテルなどでは、司会進行をしてもらえることが多いため、あらかじめ流れや挨拶のタイミングについて打合せを行っておくと安心です。

喪主の挨拶の例文をご紹介しますので、どうぞ参考になさってください。

開式の挨拶

本日はご多用中にもかかわらず、亡き父〇〇〇〇の四十九日法要にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで、本日、四十九日の法要を無事に執り行える運びとなりました。
これより、供養を始めさせていただきたいと存じます。
ご住職、どうぞ宜しくお願いいたします。

会食前の挨拶

本日は故人の供養にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
ささやかではございますが、お食事の席をご用意させていただきました。
寛ぎながら、ごゆっくりお過ごしいただければ幸いです。
どうぞお召し上がりください。

締めの挨拶

本日は最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
皆様にお集まりいただき、父もたいへん喜んでいることと思います。
家族一同、力を合わせて精進してまいります。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

⑪持ち物の準備

四十九日法要に必要な持ち物について、リスト形式でご紹介しますので、あらかじめ用意して忘れ物のないように注意しましょう。

【基本的な法要の持ち物】

  • 数珠:自分用の数珠を用意する
  • ハンカチ:黒または白の無地
  • ティッシュ:必要な場合はマスクも用意
  • フォーマルバッグ:男性は手ぶらでも良い
  • サブバッグ:香典などの持ち帰り用
  • 季節用品:雨具・日傘・お墓によっては虫除けスプレー

【四十九日法要で必要な持ち物】

  • お布施:袱紗に包んで持参する
  • 仮位牌(白木位牌):風呂敷や袱紗で包む
  • 本位牌:購入時の箱に入れた状態で問題ない
  • 遺骨:風呂敷で包むか丈夫なバッグに入れる
  • 遺影写真:持参する場合は風呂敷で包む
  • 供花・果物・供物:法要施設へ確認のうえ必要な場合は持参する
  • 引き物:持ち帰り用の紙袋も用意する

⑫喪服の準備

四十九日法要の服装は、身内のみで行う場合でも葬儀と同じように漆黒の喪服を着用するのが基本マナーとなっています。一般的に、三回忌までは喪服を着用することが一般的です。

男性は喪服の上下に白いワイシャツと黒いネクタイ・ベルト・靴下・靴、女性は黒いワンピースやアンサンブルスーツの喪服とストッキングとパンプスを合わせます。

子供は学生服が正装とみなされますが、制服がない場合は、黒・グレー・紺色などのモノトーン系の服装で全身をコーディネートしましょう。

四十九日法要の時間と流れ

四十九日法要にかかる時間の目安の一覧表
四十九日法要の時間は当日の流れによって異なり、四十九日法要のみなら約1時間ですが、納骨と会食を伴うと約4〜5時間を要することが一般的となっています。

基本的な四十九日法要におけるタイムスケジュールの具体例は、以下のとおりとなっています。

  • 10:00:集合
  • 10:30:四十九日法要(読経・焼香・法話)
  • 11:30:お墓へ移動
  • 12:00:納骨式(墓前供養)
  • 12:30:会食
  • 14:30:解散

四十九日法要の費用でよくある質問


四十九日法要の費用に関して、よくある質問をご紹介しますので、気になる項目があればぜひ参考になさってください。

四十九日法要の香典はいくら包めばいい?

故人との関係 相場金額
両親 1~5万円
祖父母 1~3万円
兄弟姉妹 1~5万円
親戚 5,000~3万円
一般参列者 3,000~1万円

四十九日法要の香典は、故人との関係によって違いがあり、一般的には上記のとおりとなっています。

ただし、遺族の負担を加味して、会食や返礼品の金額を下回らないように気遣うことが大切です。

四十九日法要の費用は誰が負担するの?

四十九日法要の費用は、お墓や仏壇などの祭祀財産を引継ぐ祭祀継承者が負担することが一般的です。

祭祀の継承は民法897条に基づき、被相続人にあたる故人からの指定や、地域の風習や家系の慣習によって決定し、相続財産とは別に特定の1人が継承者となります。
出典:祭祀承継者(東京弁護士会)

ただし、正式な決まりはなく、家族や親族で負担し合うケースも多々あるため、難しい場合は身内に相談して解決しましょう。

四十九日法要でお付き合いしているお寺がない場合はどうしたらいい?

北のお葬式では、北海道での四十九日法要で、お付き合いをしているお寺がない方へ、ご要望の宗派に合わせた僧侶をご紹介しています。

お布施の金額は、四十九日法要・納骨法要・開眼供養・お車代・お膳料をすべて含んで「3万5,000円〜」の格安金額となっていますので、お気軽にお見積りをご依頼ください。
出典:北のお坊さん(公式サイト)

まとめ:四十九日法要の費用は7つの節約ポイントを押さえて、準備リストに沿って用意しましょう

四十九日法要の費用について、必要費用やお布施の内訳や内容と、費用を削減する節約術についてご紹介しましたが、まとめると次のとおりです。

  • 四十九日法要の費用は、法要を行う場所や、開眼供養や納骨法要などの流れ、食事や供花・供物などの準備内容によって異なり、一般的に10〜30万円の費用が必要になる。
  • 四十九日法要の費用には、次の7つの削減ポイントがある。①家族と主要親族など少人数で行う ②自宅やお寺で施設利用料を抑える ③食事は仕出し弁当や持ち帰りの弁当にする ④飲み物はお茶だけにする ⑤車は送迎や乗り合いをする ⑥香典から法要費用を捻出する ⑦納骨を先送りしてお布施の出費を抑える
  • お布施はお寺やお付き合いの状況によって異なるため、必ず菩提寺へ事前に確認して適切な金額を包む。準備するものは法要を行う施設によって異なるため、事前に確認する。食事は僧侶や香典を包んでくれる参列者へ失礼のない料理を準備する。

北のお葬式では、北海道一円の葬儀と法事・法要のお手伝いを承っており、地域の皆様の不明点やお悩みの無料相談を受け付けております。

本位牌・仏壇、お墓や納骨堂のご案内、料理や引き物のご準備はもちろん、遺品整理などの葬儀後に便利なサービスをさまざまご提供しておりますので、どうぞお気軽にお問い合せください。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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