1-0.葬儀・葬式

2017.08.21

お葬式で使う袱紗(ふくさ)は大人のマナー!選び方と使い方

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お葬式で香典をお渡しする時、香典袋を裸で持っていませんか?

香典は袱紗(ふくさ)に包んで持ち歩くのが正式なマナー。

今回はお葬式での袱紗(ふくさ)の種類や包み方について説明します。

葬式では寒色系の袱紗(ふくさ)を使う

ふくさとは、葬式の香典袋や結婚式の祝儀袋を包むための、絹や縮緬(ちりめん)でできた四角い布です。

葬儀などの「弔事(ちょうじ)」と、結婚式などの「慶事(けいじ)」では、使うふくさの色は違います。

  • 弔事:紺、深緑、灰緑、緑、うぐいす、灰青、グレー、紫
  • 慶事:赤、オレンジ、ふじ、桃、えんじ、金、ローズ、紫

弔事は寒色系、慶事は暖色系のふくさを使い、これはお悔やみとお祝いの気持ちをそれぞれ表しているものになります。

弔事と慶事どちらにも共通している色「紫」は、慶事と弔事のどちらにも使えて便利なので、紫のふくさ1枚だけ用意しておく方が多いです。

ふくさの種類と包み方

ふくさには簡易に包める袋状のものや、香典を置くための台がついているタイプもあり、中の金額によっても使い分けが必要です。

それぞれの種類と包み方を説明します。

金封ふくさ

包みやすいように袋状になっています。

略式のふくさのため、包む金額が3万円以下の場合に使います。

金封ふくさの包み方

左開きになるように開き、表書きが読めるように香典袋を入れます。

※右開きは慶事の包み方になるので絶対に間違えないようにご注意ください。

台付きふくさ

香典袋を置くための簡易の切手盆付きの四角い布状のふくさで、一般的に3万円以上の金額を包みます。

爪付きふくさ

留めやすいように爪と留め糸がついている四角い布状のふくさ。3万円以上を包みます。

台付きふくさ・爪付きふくさの包み方

ひし形になるように角を上にして、裏返しに広げます。

中央よりも右寄りに、表書きが読める向きで香典袋を置き、右側・下・上・左側の順で角を折り、端を裏側に折り込んで完成です。

金封ふくさと同様、左開きになるように右角から折っていきます。

ふくさからの香典袋の出し方と渡し方

香典は、ふくさに包んだ状態で渡すのはNGです。

必ず受付や相手の目の前でふくさから取り出し、相手から表書きが読める向きに持ち替えて渡しましょう。

渡す時は切手盆や台の上に置いて渡します。

台がない場合は折りたたんだふくさを台の代わりにしても良いです。

その際には「この度は誠にご愁傷さまでございます」とささやかに言葉を添え、お悔やみの気持ちを表しましょう。

まとめ

香典を渡す時には袱紗(ふくさ)を使うのが正式なマナーです。

ふくさには色々な種類や色があるので、用途に合わせて選んでください。

紫色のふくさは慶弔どちらにも使えるので便利ですよ!

お悔やみの気持ちをきちんと表すためにも、正しいマナーでお葬式に参加してくださいね。

お葬式のご相談からお急ぎのご依頼まで「北のお葬式」にお任せください。

24時間365日いつでも対応いたします。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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