1-2.葬儀の種類・流れ

2019.08.09

葬儀を日蓮正宗で行う場合の特徴や作法とは?

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日本で行われる葬儀の多くは仏式葬儀ですが、仏教には様々な宗派が存在し宗派ごとに葬儀の流れや作法も異なります。

今回は仏教宗派の中でも、日蓮正宗の葬儀について解説します。

日蓮正宗の歴史や特徴葬儀の流れ、特徴的なマナーなや作法などをご紹介します。

日蓮正宗とはどんな宗派?

日本での歴史は750年を超える宗派で、全国各地はもとよりアメリカや台湾を中心に海外にもたくさんの寺院があり、その数は700を超えると言われています。

日蓮正宗では「妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)」の教えを大切にし、日々のお勤めで妙法蓮華経の題目「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」を唱えることで今世での救いと成仏が叶うとされています。

教えや題目を唱えることを大切にし、教義を厳しく守ることに重きを置いています。

日蓮宗とは共通部分もありますが、大きな違いは「本尊」が何を指すかという考え方です。

釈迦を本尊とする日蓮宗に対して日蓮正宗は日蓮聖人そのものを本仏として崇拝の対象としており、この部分が大きな違いとなっています。

日蓮宗の歴史や概要、葬儀の流れについてはこちらで詳しくご紹介しています。
日蓮宗の葬式の特徴。気をつけたい作法やマナーは?

日蓮正宗の葬儀、特徴や流れについて

日蓮正宗における葬儀とは、故人の魂が無事に三途の川を渡るために日蓮大聖人に迎えに来ていただく儀式です。

教義を厳格に守ることを大切にする宗派のため、葬儀での儀式や流れも日蓮正宗の定めると通りに進めることを重用しています。

日蓮正宗の葬儀では、「南無妙法蓮華経」の題目を参列者全員で唱えることや、祭壇には仏花ではなく緑の葉を持つ樒(しきみ)を供えることなどが特徴です。

樒を供えた祭壇は「樒祭壇」とも呼ばれ、常緑樹で強い生命力を持つ樒が邪気を払い、「故人の魂が来世でも強く生きられるように」という意味が込められています。

葬儀の流れは題目三唱など日蓮宗の葬儀と似ている部分もありますが、鳴り物などは鳴らさず、多少簡略化されています。

日蓮正宗の葬儀の流れ

1.題目三唱

「南無妙法蓮華経」の題目を全員で唱えます。

2.読経、焼香

経典、妙法蓮華経の中の「方便品」「寿量品」を読み上げます。

焼香は僧侶、喪主、遺族、親族、一般参列者の順に行います。

焼香は3回と決まっています。

3.弔辞、弔電

弔辞、弔電の披露が行われます。

4.読経、題目、観念文

経典、妙法蓮華経の中の「自我褐」、「観念文」が読み上げられ、再度「南無妙法蓮華経」の題目を三唱します。

注意点は?日蓮正宗ならではの葬儀作法

日蓮正宗には独特の葬儀作法やマナーがありますので、確認しておきましょう。

焼香の回数は3回

日蓮正宗では焼香の回数は3回と決まっています。

家族と祭壇に一礼した後、右手で抹香をつまみ額に押し頂いて3回焼香します。

その後は静かに合掌をして故人の冥福を祈り、再度祭壇へ一礼して席に戻ります。

「お布施」という言葉は使わない

葬儀では読経や戒名などのお礼として寺院に「お布施」をお渡ししますが、日蓮正宗ではお布施という言葉は使いません。

お渡しするお金はお寺や僧侶にではなく、全てご本尊へのお供えという位置づけのため、お布施ではなく「ご供養(くよう)」と呼びます。

相場や目安の金額もないとされています。

参列者全員での題目三唱と読み方

葬儀の中では参列者全員で「南無妙法蓮華経」の題目を唱える場面があります。

この時の読み方は「なんみょうほうれんげきょう」です。

日蓮宗では「なむみょうほうれんげきょう」と読むこともあるので、間違えないようしましょう。

まとめ

日蓮正宗の総本山は静岡県の大石寺で、海外も含め全国各地に700以上のお寺があります。

教義と題目を大切にし、経典・妙法蓮華経の「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」の題目を唱えることで今世での救いと成仏が叶うとされています。

葬儀の流れは、参列者全員で題目を唱えるなど日蓮宗と似ている部分もあります。

焼香が3回と決まっている、「お布施」という言葉を使わないなど、日蓮正宗独自の作法やマナーもありますので、日蓮正宗の葬儀に参列する際は注意しましょう。

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この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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