1-0.葬儀・葬式

2018.12.19

葬儀で供花を送る際、選び方や手配・マナーとは?

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今回はお葬式で会場にお供えする「供花」のお話。

供花の送り方にはマナーがあります。

マナー違反は自分が恥ずかしい思いをするのはもちろん、遺族の方にも失礼になり迷惑をかけてしまう可能性があるので注意したいものです。

供花の選び方や送り方のマナー、送る際の注意点などをご紹介します。

葬儀での供花はどんな花を送るのか確認

お悔やみの気持ちを表すお供え物の一つとして送る「供花」。

地域や風習によってもマナーが異なりますが、まずは宗教別にどんな花を送るのが一般的なのかを確認しましょう。

 

仏教では白系の生花がベース

仏式葬儀の供花では菊やカーネーション、ユリ、デンファレなどの花が用いられます。

高級感がある胡蝶蘭を選ぶ方も多いです。

白をベースに菊の黄色や薄いピンクなど落ち着いた色が多く、生花を使ったフラワーアレンジメントを送るのが一般的です。

大きな会場での葬儀の場合はフラワースタンドを送る地域もあります。

神道では白い菊がメイン

神道の葬儀でも、仏教と同じく白い生花を使ったフラワーアレンジメントが供花として多く送られます。

白い菊やユリなどをメインとしたシンプルな色合いがほとんどです。

本来、神道で供える植物と言えば、神聖な木とされる「榊(さかき)」でした。

しかし近年では喪主のみが榊を供え、それ以外の方は花を送るという形式が主流です。

キリスト教では供花は自宅に送る

キリスト教の葬儀における供花は、葬儀式場ではなく故人の自宅に名札を付けずに送るのが一般的です。

式場である斎場や教会に送っても宗派によっては札を外されたり会場から出されたりすることもありますので注意が必要です。

白い花だけではなく色花も用いられ、カーネーションやユリなど洋花が中心です。

仏教と同様生花を使ったフラワーアレンジメントが多く用いられます。

供花の送り方マナーや注意点、費用は?

供花は葬儀会場に飾られますので、しっかりマナーを守って送らないと恥ずかしい思いをするばかりか、ご遺族に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

送る際のマナーや注意点を確認しましょう。

供花を送る際はまず遺族の了承を得る

供花を送りたいと思っても、故人の意向などにより辞退される場合があります。

供花を送っても良いものかどうか、必ず遺族へ確認を取ってから送るようにしましょう。

また、供花を送る際の宛名は故人ではなく喪主宛となります。

お通夜や葬儀に間に合うように送る

送った供花はお通夜や葬儀で飾られますので、お通夜や葬儀のスタートに遅れないように送りましょう。

順番の並び替えなどの準備のことを考えるとお通夜の始まる2~3時間前には到着しているのが望ましいです。

ただし葬儀の日程や場所についてきちんと情報が届いてから手配するようにしましょう。

手配の時に喪主の名前や日時がはっきり伝えることができれば早い注文でも問題ありません。

万が一、葬儀に間に合わないようであれば故人の自宅へ送るという方法もあります。

供花の手配は葬儀会社に依頼するのが無難

供花の選び方や送り方は地方や風習、宗教によってマナーが異なります。

祭壇の統一感を出すために、喪主の希望や宗旨宗派により供花の色や大きさを統一している場合もあります。

自分で供花を注文して送ってしまうと、そのような統一感から逸脱してしまうことにもなりかねませんので、葬儀会社へ連絡して手配してもらうのが安心です。

北海道での供花代の相場は10,000~30,000円程度です。

葬儀会社に依頼すれば、予算内で会場規模や他の供花とバランスの取れた供花を手配してくれるでしょう。

「供花」の豆知識をご紹介

供花は故人への弔意をお花に込めて、故人の霊を慰めるという意味で送られます。

キリスト教では、故人ではなく遺族への慰めの気持ちを込めて送るものになります。

葬儀に参列できなかった方が香典の代わりに送ると言われることもありますが、現代では供花を送ったとしても香典もお渡しするのが一般的です。

白い花を中心に落ち着いた色味の花を選ぶのが一般的でしたが、近年は白い花に限らず故人の好きな色や好きな花が用いられることも多くなり、カラフルな供花も見られます。

葬儀会場では、祭壇の周りや会場の入口に飾られます。

祭壇周りに飾る供花は、祭壇の近くから遺族、親族、親しい友人、会社関係と故人と親しい順に全体のバランスを見ながら並べられます。

まとめ

故人を悼む気持ちを込めて送られる「供花」。

白い菊やユリ、カーネーションなどを中心に生花のフラワーアレンジメントを送ることが多いです。

供花の選び方や送り方は地域や宗教によってマナーが異なります。

故人の意向として供物や供花を辞退される場合もあるので、必ずご遺族へ確認を取ってから葬儀会社を通して手配するようにしましょう。

近年は故人の好きな色や花を用いたカラフルな供花も増えています。

葬儀会社を通して依頼をすれば、葬儀会場や他の供花ともイメージを統一した供花を送ることができるので安心です。

失礼のないようマナーに気を付けて、供花を送って弔意を表しましょう。

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北海道全域、24時間365日いつでも対応いたします。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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