1-2.葬儀の種類・流れ

2023.06.20

無宗教の葬式の特徴は?無宗教葬の流れやマナー費用についても解説

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こんにちは。

 

北海道全域対応、札幌市の葬儀会社「北のお葬式」です。

近年少しずつ無宗教形式でのお葬式が増えてきており、「北のお葬式」でも宗教者を呼ばない無宗教葬儀を執り行うことができます。

 

無宗教形式を選択される理由としては、特定の宗教・宗派を信仰していない人はもちろん、宗教にこだわりがない、自分らしい葬儀を行いたいという理由があるようです。

 

今回は無宗教のお葬式についての基礎知識をご紹介します。

 

無宗教葬の流れやマナーについてもお伝えしますね。

棺

 

 

無宗教葬儀の特徴は?

日本のお葬式では僧侶を呼び読経をしていただく仏式葬儀がほとんどですが、宗教者を呼ばず宗教儀礼を行わない「無宗教葬儀」が少しずつ増えてきています。

無宗教葬儀とは、特定の宗教を信仰していない方や、葬儀での宗教儀礼にこだわらない方、宗教のしきたりではかなわないような形の葬儀を行いたい方などが選択する自由な葬儀の形です。

 

「自由葬」「プロデュース葬」などと呼ばれることもあります。

 

宗教のしきたりや作法にとらわれることなく葬儀の内容を決められるので、故人や遺族の想いや希望をしっかりと反映させたお葬式にすることができます。

 

また、僧侶を呼ばないため寺院や僧侶にお渡しするお布施などが必要なく、費用を抑えたシンプルなお葬式を望む方が検討される場合もあります。

 

広い意味では直葬・火葬式も無宗教葬と言えるでしょう。

 

葬儀の種類や特徴については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

葬儀の種類や特徴を詳しく解説!葬儀を選ぶポイントもご紹介

葬儀の最近の傾向は?多種多様なお葬式の形をご紹介

 

 

無宗教葬儀の流れや内容を確認しよう

花を持つ女性

無宗教葬には特に決まった内容や流れはありません。

 

しかし、実際には通常の一般葬や家族葬とそう大きく変わらない流れで進行することがほとんどです。

無宗教葬儀の流れ(一例)を紹介

今回は、一般的な仏式の葬儀から宗教の要素をなくした一例を紹介していきます。

 

1.参列者の入場

葬儀の参列者が入場します。

 

このとき、親族とそうでない方については、席を分けておきます。

 

大きな会場で葬儀を行う場合は、席次を決めておき、入り口で案内をするとスムーズに式が執り行えます。

 

2.開会の言葉

司会が開式を告げる挨拶を行います。

 

故人の人柄の紹介などにあわせて、無宗教葬を選択した理由などを伝えると良いでしょう。

 

3.黙祷

仏式のようにお経を読むといった儀式がない代わりに、参列者全員で黙祷を捧げます。

 

4.献奏

故人が生前好んで聴いていた思い出の曲などを流します。

 

このとき、故人との思い出のDVDなどを流しても良いでしょう。

 

5.弔電の紹介

弔電があれば、司会から紹介します。

 

弔電が多い場合は、故人との関係などから、読んでもらう弔電を選んでおきましょう。

 

6.お別れの言葉(弔辞)

参列者から、故人に対してお別れの挨拶をします。

 

特に故人と親しかった方や年長の方から順に行うことが一般的です。人数に決まりはありませんので、式の時間配分などに合わせて調整すると良いでしょう。

 

7.献花

無宗教の葬儀では、焼香ではなく献花を行う場合もあります。

 

献花の順番は、喪主→遺族→親族→参列者が一般的です。

 

8.閉会の言葉

司会より閉会の挨拶を行います。

 

司会ではなく、遺族代表が感謝の言葉を述べる場合もあります。

 

その後の出棺や会食などの予定がある場合はここでお知らせします。

 

無宗教葬だからといって、合掌や焼香をしてはいけないという決まりがあるわけではありません。

 

まれに「何もしない」ことを希望される方もいらっしゃいますが、お別れのセレモニーが何もないと本当に何もない時間になってしまいますのであまりおすすめいたしません。

 

また、葬儀は無宗教で行っても遺骨はお墓に納めたいという方もいると思います。

 

僧侶を呼ばない葬儀ではお寺にあるお墓への納骨は難しいですが、民間霊園や公営霊園に納めることも可能ですので相談されると良いでしょう。

 

無宗教のお葬式で独自に行う内容

無宗教葬では葬儀内容や形式に決まりはありませんので、故人が生前にお好きだったもの、遺族から故人へ捧げたいものなどを反映させた、さまざまな形の葬儀が行われています。

 

特定の宗教・宗派でのお葬式ではできないような、以下のようなセレモニーや演出ができるのが特徴です。

  • 故人の好きだった音楽を流す、演奏する、全員で歌う
  • 自宅や斎場ではなく、森や海、花畑など故人とゆかりのある思い出の場所で葬式を行う
  • 故人の趣味の道具や思い出の品を展示する
  • 故人の動画やスライドを流し、故人との思い出を語る
  • お別れ会、偲ぶ会という形で会食を行う など

 

 

無宗教葬儀にかかる費用は?

お葬式に来た弔問客

無宗教葬儀は、自由に内容を決められるため、費用については一概に言えません。

 

また、葬儀の費用は、会食を行う場合、参列する人数によって大きく変わってきます。

 

最低限かかる費用としては、ご遺体の搬送や葬儀・火葬にかかる費用、会場の設営にかかる費用などです。

 

北のお葬式では、無宗教葬を行う場合に最低限必要な物品やサービスを取り揃えた火葬式のプランを、事前予約価格【税別】130,000円/【税込】143,000円より承っております。火葬式プランには会食や返礼品を追加することも可能です。

 

それぞれ詳細な見積もりをご提示しますのでぜひご相談ください。

 

 

無宗教葬儀に参列する際のマナー

花のフレーム

宗教上の縛りはないため、特に守らなければいけない決まりなどはありませんが、葬儀という場にふさわしい対応をしたいものです。

 

参列する際の服装や香典のマナーについて紹介します。

 

無宗教葬儀に参列する際の服装

服装マナーや持ち物を含め、特別な指定や指示がない限りは一般的な葬儀マナーに準じた対応を心がけましょう。

 

男性の場合は、ブラックスーツ(礼服)を着用しネクタイやベルト、靴についても黒で揃えましょう。

 

女性の場合は、ブラックフォーマルや黒無地のワンピースなどを着用し、ストッキングや靴はやはり黒で揃えます。

 

平服と指定がある場合については、男性の場合ダークスーツなど、女性の場合も地味なワンピースなどを着用すると良いでしょう。

 

香典のマナー

無宗教の葬儀でも香典は用意します。

 

表書きをどう書いて良いか迷うかもしれませんが「御香典」で問題ありません。

 

または、「御霊前」や「御花料」という表書きにします。

 

無宗教なので、宗教とは関連のない表記にするようにしましょう。

 

その他、仏教ではないため数珠は必要ありません。

 

お供え物や供花には故人の好きだった物や花を用意しても良いでしょう。

 

一般葬での服装マナーや持ち物についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

 

お葬式でグレーはNG?グレーのスーツや小物について

 

葬式の持ち物の基本はこれ!急な時でも困らない持ち物リスト

大切なのは故人を悼む気持ちと、遺族や親族へのお悔やみの気持ちです。

 

その気持ちをしっかりと持っていればおのずと適切な振る舞いができるはずです。

 

 

まとめ

無宗教形式のお葬式とは、宗教者や宗教儀礼を省いて自由な形式で行うお葬式です。

 

葬儀形式やしきたりに決まりがないので、故人や遺族の想いを反映させた内容の葬儀を行うことができます。

 

式の中で、故人の好きだった音楽を流したり、故人との思い出のDVDを流したりするのも良いでしょう。

 

また、故人と関わりの深い方から挨拶やお手紙を読んでいただくなどの演出もあります。

 

無宗教葬と言っても葬儀マナーはしっかりと守ることが大切です。

 

どの葬儀にも言えることですが、ご遺族の方に失礼のない対応を心がけましょう。

 

お葬式のご相談からお急ぎのご依頼まで「北のお葬式」にお任せください。

 

北海道全域、24時間365日いつでも対応いたします。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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