こんにちは。
北海道全域対応、札幌市の葬儀社「北のお葬式」の塩谷です。
急な訃報で、告別式やお葬式に出席できない、または仕事関係の方が亡くなった場合などに弔電を送ることがあります。
弔電を送ることは普段あまりないため、どのように対応したら失礼にあたらないかなど心配になることが多いですよね。
今回は、弔電・電報を送る方法、いつまでに手配すれば間に合うかなどをお伝えします。
目次
お葬式の弔電・電報はいつまでに手配すれば間に合う?
弔電・電報は、故人のご遺族にお悔やみを伝えるものです。
葬儀に参列できないときに送る場合が多いですが、この場合できるだけお通夜までに届くように手配しましょう。
弔電を送る場合は、インターネットや電話で手配します。
インターネットで送る場合
インターネットは、24時間受け付けているので急な場合など非常に便利です。
当日届ける場合の締め切り時間は、午後2時までとなっていますので注意しましょう。
支払いはクレジットカードを用意しておくとスムーズに決済ができます。
NTTの電報サービス(NTT東日本・西日本どちらでも全国に送ることができます)
電話で依頼する場合
電話での申し込みでも基本的に当日お届けの締切は午後2時です。
※2023年1月より今まで午後7時まで当日配送可能だったものが午後2時に変更になりました。
電話での受付時間は、午前8時から午後7時まで。
自宅の電話がNTTの固定電話の場合や、ひかり電話、ドコモのスマートフォンの場合、115番に連絡すると電報サービスにつながります。
この場合、電話料金とあわせて請求されます。
それ以外の回線の場合は、0120-759-560に電話するとNTTの電報サービスにつながります。
この場合はクレジットカードでの支払いとなります。
自宅の電話がauとの契約となっている場合や、au携帯、UQ携帯などの場合は115番に電話すると自動的にKDDIの電報サービス「でんぽっぽ」につながります。
この場合は、政令指定都市・県庁所在地などは午後5時まで当日届けることが可能です。
弔電・電報を出すのはお通夜とお葬式ならいつが良い?
弔電・電報を出す場合は、できるだけお通夜までに届くようにしましょう。
弔電・電報は、お葬式・告別式で読まれることが一般的です。
お通夜はお葬式・告別式の前日に行われることが多いため、それまでに弔電は届くようにしたいものです。
お通夜に間に合わない場合でも、お葬式・告別式の当日には届くように送ります。
弔電・電報は、お通夜の何時間前までに届ける?
お通夜やお葬式の開始時刻が遅い場合は、弔電が早く着きすぎると斎場で受け取ってくれない場合があります。
あらかじめ斎場へお通夜やお葬式の時間を確認し、開始の数時間前を目安に送付しましょう。
お葬式に間に合わなかった場合は?
もしお葬式・告別式当日にも間に合わない場合は、後日お悔やみの手紙を送りましょう。この場合、初七日までに送ります。
弔電・電報は、緊急な場合に送る方法ですので、お葬式・告別式に間に合わない場合は、後日手紙でお悔やみを送るのが一般的です。
香典などを送る場合は、あわせて送ると良いでしょう。
お通夜・お葬式の弔電・電報の手配の流れもご紹介
弔電や電報は、普段あまり使うことがない上に、緊急な場合となるため、対応にまごついてしまいます。
ここでは、弔電を送る際の手順や注意点について紹介します。
事前に確認しておく内容
弔電を申し込む前に、必要な情報を確認しておくとスムーズに対応できます。
- 喪主名(フルネーム)
- 喪主と故人の続柄
- 通夜・葬儀を行う場所と会場名
- 通夜・葬儀の日時・開始時間
喪主の名前は、必ずフルネームで記載しましょう。
複数の葬儀が行われる場合、同じ苗字であったり開始時間が同じだったりする場合がありますので、喪主名・通夜・葬儀の開始時間も確認しておきます。
弔電を届ける時間など、不安であれば斎場へ直接確認をしておきましょう。
弔電・電報を送る手順
電話やインターネットでも、送付する手順は基本的に一緒です。
インターネットのほうが画面を見ながら申し込めて便利ですが、電話であれば直接相談もできるので、どちらか良い方を選びましょう。
- 弔電・電報台紙を選ぶ
台紙は弔電に適した電報台紙が用意されていますので、その中から選びます。
台紙の中から、故人との関係性や予算に合わせて選択します。 - 送り先と住所・到着日を入力する
事前に確認した、斎場の住所と到着日を入力します。
弔電は、お通夜やお葬式を行う会場に送ります。 - メッセージを作成する
弔電はそれに適したメッセージ・文例が多数用意されていますので、その中から選択できます。
故人との関係性により、思い出などを添えてもよいでしょう。 - 差出人の情報を入力する
送り主の名前や住所を入力します。
お通夜・お葬式の弔電・電報のマナーと注意点
弔電・電報を送っても、マナーに注意しないと相手を不快にさせてしまうことがあります。
弔電・電報を送る際のマナーや注意点を確認しておきましょう。
宛名は喪主のお名前を記入する
基本的に宛先は、喪主のお名前にします。
もし、喪主がどなたかわからない場合は、「(故)〇〇 ご遺族様」とします。
また、社葬の場合は、会社宛であったり、受取人が会社の代表者の場合もありますので、事前に確認をしておきましょう。
差出人の記入の仕方
差出人の記載については、名前だけでなく、ご遺族が把握しやすいように、会社名や団体名、部署や肩書も記載しておくとよいでしょう。
また、弔電は告別式で司会の方が読まれることもあるため、ふりがなを記載しておくと親切です。
連名で送る場合は、5名以上の場合は「〇〇一同」とします。
忌み言葉に注意する
忌み言葉とは、直接「死」を表す言葉「死去」や、不幸が繰り返される「重ね重ね」、「苦しむ」数字の「四」や「九」などです。
「死去」を表す場合は、「ご逝去」「永眠」などといった言葉に置き換えます。
敬称に注意する
弔電を送る際、故人と喪主(受取人)の続柄によって使う敬称が変わるため注意が必要です。
- 故人が喪主(受取人)の父である場合「ご尊父様(ごそんぷさま)」「お父様」
- 故人が喪主(受取人)の母である場合「ご母堂様(ごぼどうさま)」「お母様」
- 故人が喪主(受取人)の祖父である場合「ご祖父様(ごそふさま)」「御祖父様(おじいさま)」
- 故人が喪主(受取人)の祖母である場合「ご祖母様(ごそぼさま)」「御祖母様(おばあさま)」
というように言い換える必要があります。
お葬式の弔電の送り方やマナーはこちらのコラムでも詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
まとめ
突然訪れる訃報は、気が動転してしまい気持ちばかり焦ってしまいますね。
弔電・電報を送る際の注意点やマナーについて、順に解説しましたので落ち着いて対応していきましょう。
弔電・電報は、できるだけ通夜の前までに送るようにし、遅くてもお葬式・告別式当日までに届けましょう。
また、弔電・電報を送る際は、事前に喪主のお名前や会場、お通夜・お葬式の開始時間を確認しておくことが大切です。
弔電には、故人の関係性に合わせて、思い出などを添えるのも良いですが、忌み言葉を使わないことや、故人との続柄によって敬称が変わるので注意が必要です。
以上のことに注意した上で、ご遺族へお悔やみの気持ちを伝えましょう。
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