1-0.葬儀・葬式

2017.11.13

葬式でお手伝いすることとは?葬儀の係とそれぞれの役割

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昔のお葬式では町内や近所の方、親族で助け合って葬儀の進行をすることが多くありました。

もちろん現在でも一部の地域では習慣が残っておりますが減少傾向です。

現在のお葬式では葬儀会社が取り仕切ることが多いのですが、一部のお手伝いを親族や会社関係、ご近所の方などにお願いすることもあります。

葬儀のお手伝いを頼まれたときに慌てないよう、お手伝いの内容や役割、マナーを確認しておきましょう。

葬儀の手伝いでやることは?

葬儀の司会や進行などの大きな仕事は葬儀会社が行うことがほとんどです。

親族や会社関係の方が頼まれる可能性があるのはその他の、受付・会計係、接待・台所係、交通・駐車場係などです。

それぞれ詳しく説明していきます。

受付・会計係

通夜・葬儀会場の出入り口付近に受付を設置し、弔問客を出迎え、香典を受け取る役割です。

北海道で多くの場合は受付にいる役員でで記帳・会計作業も全て行うため、受付係と会計係を兼任することが多いです。

受付・会計係は遺族側の立場として弔問客を出迎え、挨拶をします。

弔問客からの香典を受け取り、返礼品(礼状・香典返しなど)をお渡しします。

北海道では香典を受け取るとその場で開封して中身を確認し、名前と住所、香典金額などを確認したのち香典帳にすべて記帳します。

必要があれば香典の領収書も発行します。

なお、参列者が多く受付・会計係に人員を割けない場合には、葬儀社が手配するでプロの専門役員が代行するケースもあります。

受付・会計係の役割についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。

お葬式の受付を頼まれた方必見!マナーと役割を確認しよう

接待係・台所係

弔問客や僧侶へお茶を出したり、食事の際に配膳のお手伝いをするのが役割です。

台所仕事が中心のため、女性が頼まれることが多いです。

通夜の後の通夜振る舞いや告別式の後の会食などの際に、グラスやお皿を出したり台所の片付けたりなどのお手伝いもします。

接待係・台所係は葬儀後の法事などでも必要になる場合があります。

駐車場係・交通係

駐車場で弔問客の車の誘導をしたり、腕章やプラカードなどを持って最寄駅から葬儀会場までの道順を案内したりします。

長い時間葬儀会場の外に出ていることになるので、多くの場合近しい親族ではなく、遠縁の方や職場関係の男性の方にお願いします。

その他にお願いすることがある役割

葬儀の規模や状況によっては下記のような役割もお願いされることがあるかもしれません。

靴係・下足係

靴を脱いで参列する葬儀場で玄関が狭い場合など、弔問客の脱いだ靴を預かって所定の位置に収納します。

弔問客が帰る際には収納場所から靴を出してきてお渡しします。

紛失を防ぐために引き換えの札を用意すると良いでしょう。

写真係・撮影係

遺族から要望があれば葬儀の様子を撮影します。

葬儀社を通してプロに撮影依頼をすることもあり、北海道の一部の地域では通夜の後に親戚が集まって写真を撮るという風習があります。

お葬式の手伝いをする時の服装は?

葬儀の手伝いをする場合、立場は「遺族側」となります。

遺族へはもちろん、参列してくれる弔問客にも失礼のないように、通夜や葬儀では喪服着用の上で手伝いをするようにしましょう。

しかし、接待係、台所係の場合は喪服のままだと汚れてしまうのでエプロンなどを着用して行うようにしましょう。

葬儀のお手伝いをする場合のエプロンは無地の黒か白のもの、なければ地味な色のエプロンで、洗濯をしてきれいにアイロンをかけたものを着用しましょう。

地域や風習によっては、お手伝いの方は「全員黒いエプロンを着用する」「白い割烹着を着用する」などと決まっている場合があるので、ご家族や親族に事前に確認をしておくと安心です。

まとめ

葬儀の手伝いには色々な役割や仕事があります。

葬儀の手伝いをする場合は、立場は「遺族側」となります。

特に受付・会計係は、お金を預かる上、葬儀の顔とも言える大切な役割です。

葬儀へ参列してくれる弔問客へ失礼のないよう、役割やマナーをしっかり確認したうえでお手伝いしたいものです。

通夜・葬儀でのお手伝い時は喪服着用がマナーですが、接待・台所係の方は喪服の上からエプロンを着用します。

どのようなエプロンを着用すれば良いのか、事前に親族の方へ情報確認しておくと安心です。

役員の依頼は、社葬や寺院での葬儀に多く一般の方の葬儀では、葬儀社への相談をおすすめいたします。

お葬式のご相談からお急ぎのご依頼まで「北のお葬式」にお任せください。

24時間365日いつでも対応いたします。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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