2-0.葬儀後に必要なこと

2021.05.28

一周忌とは?一回忌との違いや必要な準備について徹底解説

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お葬式が終わった後も、初七日、四十九日、一周忌と故人の供養は続きます。

今回は、その中でも一周忌法要についてのお話です。

一周忌法要の意味や流れ、一周忌法要の準備についてお話します。

一周忌とは故人が亡くなって一年目の命日に行う法要

仏教では故人が亡くなってから7日ごとに行う初七日法要や四十九日法要の他に、故人が亡くなった日である命日に毎年法要(年忌法要)を行い、故人の供養を祈るしきたりがあります。

これらの法要は「追善供養」と呼ばれ、「追う」という意味と「善行」という意味が込められています。

仏教には、人が亡くなった後はまた別の命に生まれ変わるとする「輪廻転生」という考え方があり、亡くなった人は生きていた時の行いによってどんな世界に、どんな形で生まれ変わるのかが決まるとされています。

輪廻転生する世界は、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の6つに分けられています。

例えば日本人になじみの深い地獄道は悪人が責め苦を受け続ける世界、畜生道は生存競争の激しい動物の世界、人道は私たちが生きている人間の世界、天道は快楽に満ちた神の世界というように、生まれる世界の違いによってどのような来世になるのか大きく違うことになります。

故人ができるだけ良い世界に生まれ変われるように、故人の現世での行いに対する評価をより良くするため、残された家族や親族が「追って」仏教における「善行」を修めることが追善供養の目的のひとつとされているのです。

仏教では亡くなった人は49日後にどのような来世に転生するのか決まるとされているので(浄土真宗の考え方はこれとは異なります)、一周忌にはすでに来世に生まれ変わっていることになりますが、一周忌に限らず四十九日が終わった後の法要は、故人を偲ぶことや仏様への感謝を表すために行われます。

一周忌法要はちょうど一年目の命日である「祥月命日(しょうつきめいにち)」を目途に行う法要で、故人が亡くなってから行われる最初の年忌法要になります。

一周忌が済むと遺族は「喪明け」となり、喪に服する期間を終えて通常の生活に戻っていきます。

故人の冥福や供養を祈り、遺族や親族もその悲しみに区切りを付ける一つの節目として大切な法要です。

その一周忌と似ていて違いがわからないという方が多いのが「一回忌」となります。

さきほどご説明したように、「一周忌」は「故人が亡くなってから1年後に行われる法要」を表すのに対して、「一回忌」は「故人が亡くなった日、すなわち故人の命日」を表す言葉です。

簡単に言うと、一周忌は法用、一回忌は命日で、一回忌は亡くなったその日を指すので、亡くなってから1年後の一周忌法要の際は、回忌でいくと二回忌ということになります。

年忌法要を「周忌」で表すのは最初の一周忌のみで、その後は三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌と全て「回忌」で表されます。

説明が難しいのですが、回忌は「数え歳」の数え方と同じと言うと分かりやすいでしょうか。亡くなったその時を既に「一」と数えるのが回忌です。

亡くなったその日が一回忌にあたり、一周忌は二回忌となるため、三回忌の法要は亡くなってから2年後ということになります。慣れていない人は、「一周忌」「三回忌」「七回忌」といった法要をいつ行うべきなのか理解するまでに、少し時間がかかりそうですね。

 

※近年では三十三回忌で弔い上げとするケースが多く、その場合は親族や友人を招いて盛大に行う傾向にある。

葬式後から一周忌法要までに行われる法要

お葬式後から一周忌法要までの間にも追善供養のための法要が行われます。

初七日法要

亡くなった日を1日目として7日目に行われる法要。

僧侶の読経や焼香が行われますが、北海道では葬儀当日の火葬後に繰り上げ法要として行われるのが主流となっています。

四十九日法要

故人が亡くなってから7日ごとに行う追善供養の中で、7回目にあたる法要です。

仏教では故人の魂は亡くなってから49日目で成仏するとされ、重要な法要とされています。

北海道では初七日法要と同じく火葬後に繰り上げ法要として行われることが多いですが、遺族や近しい親族などは正しい日程で改めて四十九日法要を行います。

僧侶を呼んで読経、焼香、納骨、会食などを行います。

新盆

四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆の法要です。

遺族や親族を中心に集まり、僧侶にお経をいただいて故人を供養します。

初七日法要、四十九日法要についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

参考:葬式のその後は?初七日や四十九日、後日行う手続きについて

一周忌法要の当日までに準備が必要なこと

一周忌法要は年忌法要の1回目で、祥月命日(しょうつきめいにち)に行う重要な意味を持つ法要です。

一周忌法要を行うためには下記のような準備が必要です。

日程を決める

一周忌法要は故人が亡くなった日と同月同日に行います。

平日で遺族や親族が集まりにくい場合は直前の土日にずらすこともありますが、一周忌法要はできるだけずらさずに祥月命日に行うことが多いです。

場所を決め、会食の手配をする

法要を行う場所は、自宅、お寺、斎場、ホテルなどの選択肢があります。

参加人数などに合わせて決めると良いでしょう。

一般的に法要後は会食を行うので食事の準備も必要です。

斎場やホテルの「法要プラン」を利用すると会食の手配も一度に済むので便利です。

納骨場所へのアクセス、集まる親族のアクセスなども含め検討すると尚いいでしょう。

お寺へ連絡

菩提寺へ読経の依頼が必要です。

一周忌法要当日は僧侶へお渡しする、お布施代、車代、御膳代(僧侶が会食に参加しない場合)などを用意しておきましょう。

ゲストを決める

一周忌法要へは遺族や親族の参加の他、故人とごく親しかった友人や知人へ声をかける場合もあります。

日時と場所を伝えて参加の可否を確認しましょう。

親族へは電話で連絡、友人知人などへは案内状を送って連絡しましょう。

引き物の準備

招待客へ渡す引き出物の準備も必要です。

一周忌でもらう香典へのお返しという意味合いもあります。

いただくお供え物や香典の額によらず、同じものを参加人数分用意しておきます。

黒白または双銀の結びきりの水引をかけて、表書きは「志」や「粗供養」と書きます。

金額的には2,000~5,000円程度のものが一般的で、消耗品や食べ物などあとに残らない「消えもの」が良いとされています。

近年ではカタログギフトを贈ることも増えています。

お布施の準備

お坊さんにはお布施、お車代、お斎を辞退された場合には御膳料をお渡しします。それぞれの金額の目安は次のとおりです。

  • お布施 3万円程度
  • お車代 5,000円~1万円
  • 御膳料 5,000円~2万円

半紙の中包みにお札を入れ、奉書紙(ほうしょし・ほうしょがみ)と呼ばれる和紙で、慶事の時の上包みの折り方をするのが最もていねいな形とされていますが、無地の白封筒でも問題ありません。

お布施はお寺さんにお渡しするもので不祝儀ではないので、表書きは薄墨ではなく普通の黒墨で書きます。

お渡しする際はお布施を切手盆と呼ばれる小さなお盆に乗せるか袱紗に置いてお渡しします。

袱紗は祝儀、不祝儀、性別で選ぶべき色が変わりますが、紫色の袱紗は場面や性別を選ばずに使うことができるため、一つ持っておくと便利です。

供花・お供え物の準備

供花やお供え物は当日会場に届くように手配するか、参列する際に持参します。お供え物は消費されてなくなるものを選びましょう。

一般的なのはお線香やロウソクで、その他に果物やお菓子、故人の好物なども良いでしょう。食べ物をお供え物とする場合は分けやすさや衛生面を考慮して、個別に包装さていて日持ちするものがおすすめです。

魚や肉など殺生を連想させるものや、ネギやバナナなど匂いの強いものは避けましょう。

一周忌の流れと服装などのマナーについて

一般的な一周忌法要の流れは下記の通りです。

  1. 喪主挨拶
  2. 僧侶による読経
  3. 焼香
  4. 僧侶による法話
  5. 喪主(施主)挨拶
  6. 会食

※喪主挨拶は僧侶によっては法話後に行われる事もあります。

 

葬儀に引き続き、法要も喪主が取り仕切ります。

喪主の挨拶で開式した後は読経、焼香、法話を行い、法要の後は会食を行います。

また、祥月命日ということもあるため全員でお墓参りに行く場合もあります。

基本的に遺族は喪服を着用し、学生は制服を着用しましょう。

参列者のマナーについて

遺族以外の方で一周忌法要へ参列する際は、「平服でお越しください」などの案内がない限りは「喪に服す」という意味を込めて喪服で参加するようにしましょう。

略式喪服を着用し、学生は制服でも構いません。

また、数珠を持参し、香典やお供え物、お花などを用意するようにしましょう。

不祝儀袋の表書きは、「御仏前」や「御供物料」となります。

四十九日以降は「御霊前」とは書けませんので注意しましょう。

一周忌についてよくある質問

一周忌とはどんな法要?

一周忌法要は一年目の命日である「祥月命日(しょうつきめいにち)」を目安に行う法要で、故人が亡くなってから行われる最初の年忌法要です。

一周忌が済むと遺族は「喪明け」となり、喪に服する期間を終えて通常の生活に戻っていきます。故人の冥福や供養を祈り、遺族や親族もその悲しみに区切りを付ける一つの節目として大切な法要です。

一周忌法要の後はどんな法要を行う?

一周忌の翌年には三回忌があり、その後は七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌と続きます。

一周忌、三回忌は親族の他故人の友人なども招き多人数で行い、その後は年数の経過とともに小規模な法要となる傾向にあります。

一周忌に向けてどんな準備が必要?

一周忌法要を行う際には、 お寺への連絡、日程・会場・ゲストの決定、引き出物・お布施・供花・供物の準備などが必要となります。

僧侶の都合や会場の空き状況により希望の日程に行えないことも考えられるため、早めに準備を始めることをおすすめします。

一周忌ってどんな流れで進む?

一般的な一周忌法要の流れは下記の通りです。

  1. 喪主挨拶
  2. 僧侶による読経
  3. 焼香
  4. 僧侶による法話
  5. 喪主(施主)挨拶
  6. 会食

僧侶によっては、法話後に喪主挨拶を行う場合もあります。

まとめ

故人の安らかな成仏を願って行われる年忌法要。

一周忌法要は、その中でも祥月命日に行われる一回目の年忌法要です。

僧侶にお経をいただき、焼香をして遺族や親族で故人の安らかな成仏を祈ります。

一周忌法要当日までには開催の日時や場所を決め、引き出物の準備なども必要です。

四十九日法要、新盆の法要から意外とあっという間に一周忌法要が来ますので、余裕を持って慌てずに準備をするようにしましょう。

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この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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