こんにちは。
北海道全域対応、札幌市の葬儀社「北のお葬式」の塩谷です。
国の方針により、2023(令和5)年3月13日以降、マスクの着用については個人の判断によるものとなりましたが、新型コロナウイルス感染症は完全には収束しておらず、当面の間は多くの方がマスク着用を継続すると思われます。
お葬式においてマスクを着用する場合には、どのようなことに気をつけたら良いでしょうか?
マスクの色や種類、その他お葬式に参列する際の注意点についてもご紹介します。
お葬式ではマスクの着用が必要?
2023年3月13日に政府より、マスクの着用については「個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本」とされました。
これにより、お葬式においてもマスクの着用は個人の判断となりますが、新型コロナウイルス感染症以外にもインフルエンザが流行していることや、自身を感染症から守るために、当面は多くの方がマスクを着用する状況が予想されます。
感染拡大防止にマスクの着用が効果的ということについては、専門家の科学的な知見が発表されています。
周囲の方に感染を広げずに、ご自身や家族を感染から守るためには、マスク着用が一つの対策となります。
特に、葬儀会場では、高齢者など重症化リスクの高い方が参列する場合が多いことや、会場で大人数が集まることもあるため、マスク着用が効果的と言えるでしょう。
ただしここで注意したいのは、マスク着用を強要しないこと。
政府発表のマスク着用の考え方の中でも、「本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断がされるよう、ご配慮をお願いします」とあります。
トラブル防止の観点からも、個人の考えを尊重し、必要と考える人がマスクをするという状況にすることが大切です。
お葬式で着用するマスクの色は?白と黒ならどちらが良い?
それでは、マスクを着用する場合、何色のマスクを選ぶのが良いのか、色によっては失礼に当たるのかなどについて紹介していきます。
結論から言うと、お葬式に参列するときのマスクは、白の不織布マスクが無難です。
黒いマスクはファッションアイテムとして使われている面もあり、人によってはカジュアルな印象を持ってしまう可能性もあります。
そのほか、色柄もののマスクも避けたほうが良いでしょう。
ベージュなどの控えめな色であっても、マスクは目立つものですので避けたほうが無難です。模様やロゴなどの装飾が入っていないものを選びましょう。
ハンカチについては、同色のレースや刺繍が入ったものでもマナー違反にはあたりませんが、マスクについては、顔の前で常に目に入るものですので避けるようにしましょう。
ただし、マスクについては今のところ厳密なマナーはないのが実情です。
「白以外の色は故人を弔うのに不適切」といったことはありませんが、色柄物はファッション性が高いと思われてしまう可能性もあるため、迷う場合は白いマスクを選ぶと良いでしょう。
お葬式で着用するマスクの種類でおすすめは?
マスクの素材は、不織布のものがおすすめです。
不織布のマスクは、手軽に手に入るので、急なお葬式への出席でもすぐに用意ができます。
不織布マスクの効果については、豊橋技術科学大学がスーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーションで、吐き出し飛沫量がマスクをしていない場合に比べて20%まで下がるという実験結果を発表しています。
同じ実験でウレタンマスクの吐き出し飛沫量は50%となっていますので、不織布マスクの感染予防効果が高いことがわかります。
お葬式では多くの人が集まるため、感染拡大防止のためにも不織布のマスクを着用しましょう。
お葬式に参列する際に知っておきたいポイント
そのほかにも、お葬式に参列することになったら注意しておきたいポイントについて紹介します。
手指の消毒をこまめに行う
葬儀場の入り口などには、アルコール消毒の用意があることがほとんどです。施設への出入り時などにはこまめな消毒を心がけましょう。
葬儀の際は、会食などもありますので、都度消毒や手洗いなどを行うようにします。
ソーシャルディスタンスは会場の指示に従う
各会場では、感染拡大予防のため、密にならないような対策をとっています。
会場の席次や、ご焼香の列などのソーシャルディスタンスは、会場側の指示に従いましょう。
待合室や喫煙所などでもあまり密集しないようにすることや、会話も最低限にするなどを心がけておくとよいでしょう。
マスクは予備のものを準備しておく
お葬式に参列する場合、予備のマスクを用意しておくことも大切です。
喪主側や親族であれば、予備用のマスクをいくつか用意しておけば、当日忘れてしまった方にお渡しすることもできます。
また、葬儀では、涙でマスクが濡れてしまったり、ご焼香の際にマスクに汚れがつく可能性もあります。
葬儀後の会食もありますので、予備用のマスクを用意しておいて必要な際に使えるようにしておきましょう。
予備のマスクについては、マスクケースなどを用意して衛生的に保管しておくとよいでしょう。
体調不良や、感染の恐れのある場合は参列を控える
新型コロナウイルス感染症が収束してきているといっても、まだ感染者は日々発生しています。
咳の痛みや発熱があるといった体調不良の場合は、参列は控えましょう。
また、家族や仕事の関係者で陽性反応が出たなどで濃厚接触の可能性がある場合についても、万一の感染を考え参列はすべきではありません。
参列を辞退する場合は、必ず葬儀の前日までにご遺族の方に連絡を入れておきましょう。
マスク以外にも、お葬式の服装やマナーについて、こちらのコラムでも紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
お葬式の流れや所要時間は?最適な服装や香典マナーなども解説
また、通夜の際の注意点などもこちらのコラムで紹介しています。
お通夜とは?一般的な流れや意味は?服装や香典マナーについてもご紹介
まとめ
お葬式におけるマスクのマナーはありませんが、お葬式でマスクをする場合は、色は白の不織布のものを選ぶのが無難です。
2023年3月13日以降マスクをするかどうかは本人の判断となりますが、当面の間は、感染リスクなどを考えて多くの方がマスクをすると考えられます。
黒やベージュでもマナー違反ではありませんが、カジュアルな印象を持たれてしまう可能性もあります。
刺繍やロゴなどの装飾が付いているものも避けたほうが良いでしょう。
マスクの着用や体調不良時に参列を見合わせるなど、継続して感染拡大防止に努めたいものですね。
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