1-0.葬儀・葬式

2018.12.08

葬儀をするお金がない場合は?対策や費用を抑える方法

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葬儀を行うには、まとまった費用が必要となります。

突然葬儀費用が必要となる場合も多く、お金の用意に困ってしまう方も少なくありません。

今回は葬儀費用の準備に困った時のためのお話。

葬儀のためのお金を用意する方法や、葬儀費用を安く済ませる方法などについてご紹介します。

葬儀にかかる費用相場を確認。少しでも抑える方法は?

株式会社鎌倉新書が実施した「第3回お葬式に関する全国調査(2017年)」によると、平均葬儀費用総額(葬儀費用・飲食代・返礼品を含む、お布施は除く)は178.2万円です。

内訳は、葬儀会社に支払う葬儀費用が117.1万円、飲食代が29.3万円、返礼品代が31.8万円。

さらに仏式葬儀の場合で僧侶を呼んだ場合、寺院に支払うお布施や戒名料の他、御膳料、車代などがかかる場合があります。

突然用意しなくてはいけないと思うと、なかなか大変な金額ですよね。

葬儀費用を少しでも抑えるには、下記のような方法があります。

葬儀への参列者を減らして葬儀規模を小さくする

葬儀でかかる費用の内訳は「葬儀会社へ払う費用」「飲食代」「返礼品代」です。

参列者を減らして葬儀規模を小さくすれば、用意が必要な食事や返礼品の数が少なくなるので飲食代や返礼品代を抑えることができます。

人数が少なければ小さな葬儀会場で済むので、葬儀会社に払う費用も少なくなる可能性があります。

ただし、葬儀への参列者が少なくなると頂く香典の金額も少なくなりますので、その点は考慮しましょう。

僧侶を呼ばず無宗教形式にする

僧侶による読経や焼香を行わなければ、お寺にお支払いするお布施なども必要ありません。

この時に注意したいのは、既にお付き合いのある寺院がある場合は、法要など今後のお参りが依頼しづらい事やお墓・納骨堂のあるお寺から戒名をいただかないと納骨できない場合があるということ。

戒名をいただく場合は戒名代をお渡しする必要があります。

葬儀に関わる給付金制度を利用

故人が国民健康保険か後期高齢者医療保険、その他健康保険組合などの公的医療保険に加入している場合、国や行政機関、健康組合から葬儀に関わる給付金を受け取ることができます。

葬祭給付金

被保険者本人が亡くなった時、葬祭費用として国や自治体からの給付金を受け取ることができます。

金額は加入している医療保険や受取人によって異なります。

埋葬給付金

被保険者本人か扶養家族が亡くなった際に、埋葬費用として国や自治体から給付金を受け取ることができます。

国民健康保険、後期高齢者医療保険の場合は、埋葬料の実費(上限5万円)が支払われます。

その他の健康保険の場合は加入している保険組合などによって金額は異なります。

給付金制度のさらに詳しい条件や申請方法などについてはこちらもご覧ください。
葬儀の給付金(補助金)は加入保険で異なる!条件や申請方法は?

葬儀のお金が用意できない場合、他にどんな対策が?

葬儀は突然必要になるものです。

「こんな突然まとまった葬儀代が用意できない!」という方もいるかと思います。

お金の用意自体が難しい方には、こんな方法もありますのでご検討ください。

葬儀ローン

北のお葬式では分割払いの葬儀ローンも可能です。

打ち合わせ時にお申し出ください。

原則、喪主の方が安定収入と返済能力があることが前提です。

クレジットカード払い

葬儀費用をクレジットカードでお支払い可能な葬儀会場は増えています。

大きな金額になりますので、カードの限度額やリボ払いの手数料にはご注意ください。

故人の死亡保険金

故人の死亡保険金でまとまった金額を用意できる場合があります。

ただし、保険金の請求から受け取りまでにはどうしても時間がかかってしまいます。

「葬儀当日までに費用の一部を支払い、残りを後日支払う」などの支払い方法が可能な場合は対応出来るでしょう。

会員割引・特典利用

葬儀社によっては事前加入できる会員制度もあり、葬儀費用の割引ができる場合があります。

また、事前相談などの特典により、割引が適用されるケースもあるため、確認しておくと良いでしょう。

お金をかけない葬儀方法とは

近年では「自分の葬儀にはあまりお金をかけてほしくない」というご遺志を残される故人様や、「葬儀にお金をかけるより生きている間の思い出作りにお金をかけたい」と考える方も多く、できるだけお金をかけない葬儀を希望される方も増えています。

僧侶による読経や宗教などの宗教儀礼を全て省いた「直葬」を選択される方もいらっしゃいます。

直葬ではご遺体のお迎え後、通夜や告別式などは行わずに納棺・出棺をし、火葬場でささやかなお別れをした後に火葬して見送ります。

一般的な葬儀費用は100万円以上かかるのに対し、直送の費用は約20~30万円前後ととても安価です。

北のお葬式でも火葬式・直葬プランを安い費用でご提供しています。

葬儀にお金をかけない、儀礼を省いた直葬を選ぶ方が増えている現状や背景については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

葬式をあげない人が増えている?その理由と向き合い方とは(直葬について)

また、生活保護を受けていてどうしても費用が出せない、高齢の単身者で葬儀を行う人がいないという方には、自治体による自治体による葬祭扶助制度を使用して「福祉葬」を行うという方法もあります。

福祉葬についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

生活保護受給者のお葬式「福祉葬」と札幌市の葬祭扶助制度について

葬儀は故人を見送る大切な時間です。

お金をかければ良いというものではありませんが、遺族だけではなくその他の参列者の気持ちにも寄り添い、しっかり故人を見送ることができる葬儀を行いたいものです。

まとめ

葬儀費用の全国平均額は約180万円(寺院へお支払いする費用除く)。

葬儀費用を抑えようと思うのであれば、まずは参列者の人数を減らして葬儀規模を小さくすれば飲食代や返礼品代などを少なくすることができます。

また、僧侶を呼ばない無宗教形式の葬儀にすると、寺院へお支払いする費用がかかりません。

ただしお寺との関りを断つと、今後のお参りやお寺にあるお墓・納骨堂に納骨できない場合があるので注意しましょう。

急な葬儀で葬儀費用を用意できない場合は、葬儀ローンやクレジットカード決済も利用可能ですので葬儀会社へ相談してみましょう。

北のお葬式では、事前相談で葬儀費用が5,000円割引になる特典をご用意しています。

その他にも、受け取りまでには時間がかかりますが国や自治体からの給付金や故人の保険を活用する、教儀礼を省きごく簡素に故人を見送る「直葬」や、自治体の扶助制度を利用する「福祉葬」などの方法もあります。

後悔のない葬儀でしっかりと故人をお見送りしましょう。

お葬式のご相談からお急ぎのご依頼まで北のお葬式」にお任せください。

北海道全域、24時間365日いつでも対応いたします。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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