1-0.葬儀・葬式

2018.01.12

葬式の途中退席はマナー違反?やむを得ない時はどうすれば良い?

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お通夜や葬儀・告別式は1時間前後要することが多く、突然の訃報に急いで駆け付けたものの、お仕事や学業などの都合で最後まで参列する事が難しい場合もあるかもしれません。

葬式をどうしても途中退席しなくてはいけない場合はどうしたらよいのでしょうか?

今回はお葬式を途中退席することの是非について、またできるだけ失礼のないように退席するにはどうしたらよいのかについてお話します。

葬式の途中退席は基本的には避けたい

葬式は故人の死を悼み、家族や親族、友人知人で最期のお別れをする大切な儀式です。

一般会葬者は通夜では読経・焼香後の通夜振る舞いまで、告別式では読経・焼香後の出棺まで参列するのが一般的で、所要時間はどちらも1時間前後は必要となります。

通夜や葬儀・告別式に遅刻したり途中退席したりすることは大変失礼なことなので基本的には避けたいものです。

とはいえ、どうしても都合がつかず最後まで参列できない場合もあるでしょう。

また、故人に最期のお別れを告げたい、焼香だけでもしたいという気持ちも大切にしたいものです。

やむを得ず遅刻や途中退席をしてしまう場合は、遺族の方へ失礼のないように配慮しながら参列するようにしましょう。

通夜や告別式へ遅刻をしてしまう場合のマナーや対処についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

お葬式に遅刻してしまうとき、気を付けたいこと

どうしても途中退席してしまう場合は焼香後のタイミングで

繰り返しになりますが、通夜や告別式の途中退席は、基本的にはマナー違反です。

どうしても最後まで参列できない場合は、読経と焼香が済んだ後に場の雰囲気を壊さないタイミングを見計らって退席するようにしましょう。

参列できるのが少しの時間だとしても故人を偲ぶ気持ちは同じで、香典だけでもお渡ししたい、焼香だけでもあげたいという気持ちはもちろんのことです。

しかし、葬儀は遺族や親族、その他の参加者にとっても故人との大切なお別れの時間だという事を忘れず、特に遺族の方には失礼のないように気を付けましょう。

途中退席してしまうからこそ、到着時間や服装、ご挨拶など、その他のマナーにはなおさら気を付けるようにしたいものです。

どれだけ静かに退席したとしても、他の参列者とは違う動きになってしまうため目につきやすく、身だしなみが整っていないと悪目立ちしてしまいます。

焼香のみで途中退席する場合でも、時間の配慮や身だしなみ、持ち物などはしっかり整えて伺うようにしましょう。

やむを得ず途中退席する場合のマナー、退席の仕方

やむを得ず途中退席する場合には次のようなことに注意しましょう。

  • 可能であれば事前に喪主や遺族へ葬儀を途中退席する旨を伝えておく
  • 受付で香典をお渡しした後、会場にいる葬儀会社のスタッフへ途中退席する旨を伝える
  • 葬儀会場では後方の端の席へ座る
  • 焼香をした後、その場の雰囲気を壊さないように静かに会場を出る

読経の途中で退席をするのはマナー違反です。

自分の焼香が終わったタイミングで、遺族へ一礼(忙しそうな場合は目礼でも構いません)をしてから静かに席を外し、受付の方に挨拶を済ませて帰るようにしましょう。

喪主や遺族への配慮として事前に途中退席する旨をお伝えしておけると良いですね。

通夜や告別など、式中の遺族は忙しいので、式の途中で伝えるという事のないようにしましょう。

一般会葬者の方で、告別式にあまりにも短い時間しか参列できない場合は通夜のみの参列とする、通夜・告別式のどちらもとても短い時間しか参列できないのであれば無理に参列をせず、後日弔問やお手紙でお悔やみの気持ちを伝えるというのも一つの方法です。

まとめ

通夜や告別式の途中退席は基本的には避けたいものです。

しかし、どうしても都合がつかないなどやむを得ない場合は、読経のタイミングを避けて焼香後に静かに退席するようにしましょう。

会場スタッフへ途中退席をすることを伝えておけば、退席しやすい末席や退席するタイミングを案内してくれます。

短い時間でも故人との最期のお別れをしたい気持ちは同じです。

途中退席する場合は、遺族へ失礼のないように配慮しながら参列するようにしましょう。

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この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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