2-0.葬儀後に必要なこと

2017.07.25

北海道のお葬式でのお返し物はいつ何を渡す?お香典返しの基本知識

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お葬式で香典をいただいた方へ返礼品を送る「香典返し」。

いつ送るのか、何を送るのかなど、基本のマナーは大丈夫でしょうか

北海道の香典返しの風習は全国的なものとは少し違います。

北海道の香典返しについて説明します。

お香典返しのタイミングは「即返し」と「後返し」の2通り

お葬式でいただいた香典へのお返しは一般的に「即返し」と「後返し」の2通りのタイミングがあります。

しかし、北海道での香典返しは「即返し」会葬御礼品とすることがほとんどです。

それぞれ詳しく説明します。

葬儀当日に受付で渡す「即返し」

葬儀当日に受付で香典をいただいた方に、その場で返礼品をお渡しします。

返礼品は1,000円程度の海苔やお茶、コーヒーなどを事前に用意し、葬儀の会葬礼状はがきと一緒にお渡しします。

返礼品は、香典の金額に関わらず、香典をいただいた方全員同じもので問題ありません。

北海道では基本的にこの即返しを香典返しと言い、これで香典返しが完了することが多いです。

これは北海道民の「お互い様精神」から来ている風習と言われています。

お葬式では何かと出費が多くて大変なので、お返しはお互い最低限にしようという心遣いです。

当日に一律の返礼品をお渡しして終了なので、手間も少なく香典返しを完了させることができます。

ただ、過分にいただいた方や、遠方からの現金書留などの場合は、「後返し」をお渡しします。

後日改めて返礼品を送る「後日返し」

全国的に香典返しは当日返しが増えており、香典金額の1/2から1/3を目安とし、葬儀の当日に用意できない場合は四十九日法要後に、忌明けの挨拶状と一緒に返礼品を送ります。

北海道では通常即返しのみで香典返しは完了していますが、頂いた香典が高額だった場合などは香典金額の3分の1から半額程度の後日返しを送ることもあります。

返礼品はお茶やコーヒーなどの詰め合わせや、タオルセットなどが一般的です。

北海道では四十九日法要終了を待たず、葬儀のお礼として49日以内におくる方が多いようです。

後日返しを送るときの注意

後日返しを送る時に掛け紙には白黒結びきりの水引を用い、下部に喪家名を記します。

掛け紙のことを指して「のし紙」と言う方がいるのですが、熨斗(のし)とは「熨斗鮑(のしあわび)」のことで、これは慶事の贈り物に添える縁起物です。

弔事の際には熨斗(のし)の書かれていない掛け紙になるので間違いのないよう気を付けましょう。

表書きは「志」だと宗教を問わず使うことができます。

封筒に入った、「お礼状」も一緒に添えます。

お礼状にはお礼文の他に故人の俗名や戒名が入り、特に北海道の場合は、葬儀のお礼なのか、初七日、49日法要が無事終了したという報告なのかにより文面が変わり、さらに宗旨・宗派によっても内容が変わるのでとても複雑です。

その時は悩まずに「北のお葬式」までお気軽にご相談下さい。

まとめ

北海道の香典返しは即返しのみで終了することが多く、あまり手間がかからないのが特徴です。

忙しい葬儀の最中に、頭を悩ませることが少しでも減るのは助かりますね。

ただ、香典が高額であった時など後日返しを送ったほうが良い場合もあります。

迷った時はぜひ気軽に相談してくださいね。

お葬式のご相談からお急ぎのご依頼まで「北のお葬式」にお任せください。

24時間365日いつでも対応いたします。

この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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