親の葬儀をする機会は、予期せず急に訪れます。葬儀にはいくらかかるのだろう、何をすればよいのだろうと慣れない事に不安や悩みも多くなるでしょう。親の葬儀をしたいのにお金がないという場合はどうすればよいのでしょうか。
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親の葬儀をしたいけどお金がない
急に訪れた親の葬儀をする機会、悲しみに暮れる中、葬儀をしたいけどお金がないという問題に向き合わなければならないかもしれません。
鎌倉新書「第4回お葬式に関する全国調査によると、葬儀にかかる費用の総額は約184万円(火葬場使用料、および、式場使用料を含む。ただし、飲食・返礼品費用、お布施は除く)という結果になりました。最も多い価格帯は、「100万円以上120万円未満」14.0%、続いて「80万円以上100万円未満」13.6%となっており、80万円から120万円の間に葬儀にかかる費用が集中していることとなります。
参照)https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/7269/
80万円、100万円など高額な葬儀費用のため、葬儀費用が払えない、親の葬儀をしたいのにお金がないという場合も多く出てきます。
お金がないからと親の遺体を放置すると逮捕
まず、お金がないから葬儀が出来ない場合も、気を付けたい点があります。葬儀が出来ないからといって、遺体をそのままにしてしまうことは犯罪になります。死体損壊・遺棄罪になり逮捕されてしまうこととなるのです。親の遺体を放置して逮捕というニュースも目にします。同居する家族には埋葬の義務がありますので、お金がないからと、親の遺体を放置することだけは避けたいところです。
親の葬儀費用は誰が負担?
葬儀のお金がない、でも親のお葬式をあげたい時には、兄弟が要る場合は兄弟との話し合いで解決できるかもしれません。兄弟がいる場合には、だれが負担するか、どういう風に負担するか、支払いについて話し合いをすることで、お金について解決することが出来る可能性があります。経済状況は兄弟により異なります。葬儀費用の支払いについて、相続のように決められた法律はありませんので、葬儀費用の支払割合でもめがちです。親が財産を残している場合、遺言がある場合それに従うのが賢明でしょう。遺言が無い場合は兄弟間で話し合いをして決めることとなります。お金がなく子供だけで支払いが困難な場合は、親族にも協力を求めるのがおすすめです。
お金がなくても葬儀をあげる方法、プランを検討
お金がない場合は、お葬式を安くあげる方法も検討できます。葬儀のプランには色々あり、選ぶ葬儀によって価格が大きく変わります。北のお葬式で葬儀に実際にかかる費用を比較してみると、プランにより価格に違いがあります。
・直葬
北海道札幌市・旭川市内の警察や病院などから安置施設に安置し、火葬のみを執り行うプランです。祭壇はなく、お別れの時間が短く、参列者が限られます。
事前予約価格 93,500円
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・火葬式
火葬式プランは、お通夜・告別式などの儀式を行わず火葬のみを執り行うお葬式のことです。極力費用を抑えたシンプルなお葬式にしたい方におすすめです。
事前予約価格 168,300円(税込)~
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・一日葬
一日葬は、通夜を行わない葬儀形式です。告別式・出棺を主体として考え、1日で葬儀を済ますので、ご家族が体力的・精神的に負担を軽減できる事や、遠方から参列する方の宿泊費などのご負担を考えて、お選びになる方におすすめです。
事前予約価格 311,300 円(税込)~
一日葬プランの詳細はこちら
・家族葬・密葬
家族葬・密葬は、ご家族様・ご親族様・親しいご友人など、身内のみで執り行います。ゆっくり気兼ねなく故人さまをお見送りされたい方におすすめです。札幌市など近郊地域で、お通夜と告別式を行う一般的な葬儀形式です。ご参列者様は、10名〜20名程度で行う葬儀を前提としています。
事前予約価格 388,300 円(税込)~
家族葬プランの詳細はこちら
・一般葬
故人と縁のあった方々に幅広くお見送りしていただける一般的なお葬式になります。
事前予約価格 641,300 円(税込)~
一般葬プランの詳細はこちら
・福祉葬
福祉葬とは、生活保護法第18条に基づく自治体が葬儀費用を扶助する「葬祭扶助制度」を利用して執り行われる葬儀のことです
自己負担 0円
参照)プランと費用
- 直葬
- 火葬式
- 一日葬
- 家族葬・密葬
このように、一般葬に比べて安く行える葬儀プランがあります。お金がない場合にも、家族のみで葬儀を行うという方法があります。ただし、葬儀費用として葬儀会社に支払うプラン料金は、基本的にはご遺体のお迎えや棺、祭壇、遺影写真などお葬式そのものにかかる費用です。通夜振る舞いや葬儀後の会食のための飲食費、香典返しの費用、火葬費や移動費、会場費用や寺院費用などの費用は含まれておらず別費用となっています。
福祉葬なら0円?葬儀の補助金も利用を
福祉葬とは、生活保護を受けている世帯の一員が亡くなり、その葬儀費用を出すことができない場合、自治体からの葬祭扶助の範囲内で執り行われる葬儀のことをいいます。
生活保護法第18条では「葬祭扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して、左に掲げる事項の範囲内において行われる。」と定められています。
生活保護法により、葬祭扶助の範囲内で葬儀をすることができます。葬儀を行うお金が全くない場合には知っておきたい制度です。また、葬儀費用の補助金もあります。所定の手続きをすることにより、各保険や組合から葬祭費用の給付金を受けることができます。自治体により金額が異なりますが、数万円の支給金額となっています。申請には時効がありますので、忘れずに申請したいところです。
参照)葬祭費補助
親の葬儀は突然やってくる
親の葬儀の機会は突然やってきます。病気などが理由なら心の準備や覚悟もできやすいですが、意図せず突然必要となる場合も多くあります。両親の生前に話し合いが行われている際には、両親の希望もきくことができ一番スムーズではあります。葬儀に関して事前の話し合いがない場合は、死後にトラブルとなる場合も少なくありません。葬儀にかかる費用は安くないため、急に慌てることとなってしまいます。心の準備をする事は難しいかもしれませんが、もしもの時は突然やってきます。親の葬儀は最後にできる親孝行になるかもしれません。お金がない場合も、後悔のない形で弔うことができるようにしたいものですね。
北海道札幌市で葬儀・お葬式・家族葬・直葬・事前相談なら「北のお葬式」
北海道札幌市で葬儀・お葬式・家族葬・直葬・事前相談なら「北のお葬式」へ。お葬式の見積りを事前にもらう事も可能です。急に親の葬儀を行う状況になると、パニックになりがちです。お金がない、葬儀費用のことがよくわからない、身内だけでひっそりと葬儀をしたい、自宅で葬儀をしたい、最適な式場を探したいなど、葬儀に関する不安やご要望をお気軽にご連絡ください。