1-0.葬儀・葬式

2019.12.01

弔辞は誰に頼む?依頼するタイミングやマナーについても

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葬儀で読まれる弔辞。

故人の人柄や生前の姿を思い出し、葬儀の中で故人を偲ぶタイミングの一つでもあります。

参列者に弔辞をお願いしたい場合は、誰に頼むのが良いのでしょうか。

弔辞をお願いする人の選び方や依頼のタイミング、その後のお礼などについてご紹介します。

弔辞は誰に頼むべきもの?依頼する人の決め方とは

弔辞とは葬儀の中で、故人へ向けて最後のお別れの言葉を伝える場です。

故人の人柄や生前の姿、エピソードなどを話し、その死を悼みます。

比較的会葬者の多い葬儀で告別式での読経の中に弔辞を述べる場が設けられる場合があります。

弔辞をお願いするのは、故人と親交の深かった方となります。

職場の同僚や上司、親しく付き合っていた友人や知人などにお願いをすることが多いです。

エンディングノートなどで「〇〇さんに弔辞をお願いしたい」と故人の意志が残っている場合は、それに沿って依頼すると良いでしょう。

人数に決まりはありませんが1~3人程度が一般的です。

弔辞は親族以外にお願いするものとされていましたが、近年家族葬のなかでは故人の孫が弔辞を読むというケースも見受けられます。

また、弔辞を読むのは葬儀に参列する方になります。

どんなに故人との関係が深くても、葬儀に参列できない方が弔辞を用意し他の方が代読するということは基本NGです。

やむを得ない理由があって葬儀に参列できない場合は、弔電を送るようにしましょう。

弔辞を誰に頼むか決めたら、依頼のタイミングやマナーは?

当日まで時間がある結婚式と違い、葬儀はバタバタと時間のない中で執り行われます。

訃報から葬儀までは日にちがないことがほとんどです。

故人の死を受け止め、気持ちを整理して弔辞で話す内容をきちんと考えるためにはそれなりの準備が必要です。

考える時間を作るためにも、弔辞を誰に頼むのか決めた後はできるだけ早めの依頼がおすすめです。

お願いをする際は、電話など確実に連絡が取れる方法で直接相談するようにしましょう。

複数の方に弔辞をお願いする場合は、例えば1人は会社関係の方に依頼したなら、もう1人は友人に依頼するなど、故人との関係性が偏りすぎないようすると色々な場での故人の話を聞けて良いと思います。

依頼時に「他に〇〇さんにもお願いをしています」と相手にも伝えておくと、弔辞の内容もかぶらないように考えやすくなるのではないでしょうか。

葬儀で弔辞を述べる順番に決まりはありませんが、年齢順や故人との付き合いの長い順にお願いすると良いでしょう。

弔辞を頼んだ後はお礼の品を持参して挨拶を

葬儀で弔辞を読んでいただいた方には、葬儀後2~3日中くらいに菓子折りなどの品物をお渡しし、お礼をしましょう。

ご近所の方であれば直接持参して挨拶を、遠方の方には郵送で問題ありません。

葬儀への参列と弔辞をいただいた挨拶状を添えるとさらに丁寧です。

お礼として心付けや現金などをお渡しはしないようにしましょう。

弔辞は、故人の死を悼み故人の安らかな成仏を祈ってご厚意からいただくものとなります。

厚意で行なったことに対するお礼として、金銭を受け取るのは失礼と考える方も多くいらっしゃいますので注意しましょう。

まとめ

弔辞とは葬儀の中で、故人と親しかった方が故人の人柄や生前の思い出などを語り、故人の死を悼むものです。

故人の会社関係の方や親しい友人など、関係の深かった方に依頼することが多いです。

一般的には親族以外にお願いするものとされていましたが、近年では孫が弔辞を読むケースも見受けられます。

弔辞を誰に頼むべきか、エンディングノートや遺書などに残されている場合もあります。

その場合は故人の遺志を尊重すると良いでしょう。

弔辞を依頼する際には電話など直接連絡が取れる方法をとり、内容を考える時間も考慮してできるだけ早く依頼することをおすすめします。

弔辞をいただいた方には、葬儀後2~3日中に菓子折りなどを持参してお礼に伺い、遠方の方には挨拶状を添えて郵送にて感謝の気持を伝えましょう。

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この記事を書いた人

葬祭ディレクター塩谷 未来

私は、『笑顔』で送る葬儀を心がけております。葬儀を、哀しい思い出として終わってほしくありません。大好きだった、大切だった人の最期は涙だけでなく、感謝の気持ちを伝え、『ありがとう、いってらっしゃい』という気持ちで送り出せる葬儀にしたいのです。
時には、私自身もご家族と同じように涙を流すこともあります。でも、その方と過ごしてきた日々には、明るく素敵な思い出も沢山あったのだと思います。その思い出を、最期こそ楽しくて笑いあった日々として思い出していただきたいのです。2日間という短い間ですが、最期のお別れを塩谷という担当者でよかったと思っていただける葬儀になるよう努めてまいります。

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