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北のお葬式
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禅宗のお葬式とは?宗派ごとの違いやマナー

投稿日:2018年8月31日
マナーやご作法

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こんにちは。
北海道全域対応、札幌市の葬儀会社「北のお葬式」です。

 

「禅宗」とはどんな宗派かご存知でしょうか。

実は、日本の仏教の中で「禅宗」という単一の宗派があるわけではありません。

 

今回は聞いたことはあるけれども、意外と正しい知識を持つ方が少ない「禅宗」についてのお話。

禅宗の概要や特徴、禅宗の教えを受け継ぐ宗派として代表的な「曹洞宗」「臨済宗」の葬儀の流れや特徴などについてもご紹介します。

座禅を組む僧侶 

 

禅宗とはどんな宗派?

禅宗とは、座禅を用いた修行で自己を鍛えて悟りを開くことを目的とした仏教宗派の種類で、日本では「曹洞宗(そうとうしゅう)」「臨済宗(りんざいしゅう)」「黄檗宗(おうばくしゅう)」の3つの宗派が該当します。

たまに「私の宗派は禅宗です」と、禅宗を仏教宗派の一つと思っている方がいますが、日本の仏教宗派の中に禅宗という宗派があるわけではありません。

 

「禅」の教えはインドに始まり、インド人僧侶の達磨大使が6世紀の前半に中国に広めました。

その後、鎌倉時代に栄西とその弟子の道元が中国禅の教えを日本に伝え、栄西は臨済宗、道元は曹洞宗を開き発展。

江戸時代には明の隠元が伝えた禅の教えを元として黄檗宗が開かれました。

 

禅宗の大きな特徴は、正しい姿勢で座り精神統一をする「座禅」の修行を重視するところです。

禅宗の座禅では、体と呼吸と心を整える「調身、調息、調心」にて精神統一を行います。

調身は身を調えること、調息は呼吸を調えること、調心とは心を調えることを意味します。

 

禅の教えは経典や言葉で伝えるものではなく、弟子たちが修行を経て自ら会得するものと考えられていることからも、座禅が重要視されています。

臨済宗では対面形式で座禅、曹洞宗では中国式の壁に面した座り方と違いがあります。

 

禅宗で代表的な曹洞宗・臨済宗のお葬式

日本の仏教宗派の中で、禅宗として代表的なのは「曹洞宗」と「臨済宗」。この二つの宗派のお葬式は、禅宗の特徴を色濃く反映しています。

 

禅宗の葬儀は、故人が死後お釈迦様の弟子になるために行われる宗教儀礼です。

そのため、お釈迦様の弟子になるために必要な戒名や戒法を授かるための「授戒(じゅかい)」と、故人を仏の道へ導くための「引導」が葬儀の中心となります。

授戒

故人の生前の行いの懺悔や仏への帰依を誓う儀式、血脈授与などを行い、故人が仏の弟子となります。

引導

故人を仏の世界に導くための儀式です。僧侶が棺の前で経文や法語を読み上げます。

 

また、葬儀の中で太鼓やシンバルのような鈸(はつ)という仏具を大きく打ち鳴らし、音楽と共に故人の魂を送り出すというのも曹洞宗と臨済宗に共通する特徴です。

 

曹洞宗・臨済宗のお葬式の流れと注意点とは

曹洞宗と臨済宗の大まかなお葬式の流れと、それぞれのマナーや注意点についてご紹介します。

曹洞宗のお葬式の流れやマナー

曹洞宗のお葬式の流れ

僧侶の入場後、授戒儀式、読経、焼香と続き、お経を唱えた後に太鼓や繞鈸(にょうはつ)と呼ばれる仏具を打ち鳴らして鼓鈸三通(くはつさんつう)を行います。

引導法語の後は経典を唱え、鉢を打ち鳴らしながら出棺します。

 

曹洞宗の焼香は2回、線香は1本立てるのが一般的

曹洞宗の焼香は2回です。

抹香をつまんでから1回目は額に押し頂いて香炉にくべ、2回目は押し頂かずに香炉にくべます。

 

香典袋の表書きは「御仏前」または「御香典」

曹洞宗では亡くなった方は葬儀の中ですぐに仏の弟子となります。

そのため「霊」という概念はなく、「御霊前」という言葉は使いません。

 

曹洞宗のお葬式の流れやマナー、焼香の方法などについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

曹洞宗の葬式の特徴と流れ。知っておきたい作法やマナーについて

 

臨済宗のお葬式の流れやマナー

臨済宗のお葬式の大まかな流れ

授戒、念誦(ねんじゅ:経典などを唱えること)、引導法語の流れで葬儀が進行。

授戒、引導法語の後に読経の中焼香を行い、喪主が会葬者へのあいさつをします。

鈸や太鼓などを鳴らしながら出棺します。

 

臨済宗の焼香は3回、線香は1本のみ立てる

臨済宗の焼香は三宝(仏・法・僧)に供養するという意味で3回行うと言われていますが、葬儀に参列している方が多ければ時間の関係もありますし、心を込めて1回としても問題ありません。

線香をあげる時には1本のみ立ててあげます。

 

臨済宗のお葬式の流れやマナーについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

臨済宗の葬式の特徴。独自のマナーや葬儀の流れについて

 

まとめ

「禅宗」とは個別の宗派の名前ではなく、中国禅宗の教えを元として悟りを開くために座禅の修行を重要視している仏教宗派の種類のことをいいます。

現在の日本の仏教宗派では曹洞宗、臨済宗、黄檗宗の3つが該当します。インドで発祥した禅の教えが中国で発展し、その後日本へ伝わりそれぞれ3つの宗派として発展しました。

禅宗は座禅の修行を重視し、体と呼吸と心を整える「調身、調息、調心」にて精神統一を行います。

 

禅宗の宗派として代表的な曹洞宗と臨済宗のお葬式では、故人が仏の弟子となるために必要な戒名を授かる「授戒」、故人を仏の道へ導く「引導」を中心として葬儀式が執り行われるのが特徴です。

葬儀を持ってすぐに仏の弟子となる禅宗の考え方には「極楽浄土」や「四十九日で成仏する」という考え方はなく「霊」という概念がないため、香典袋には「御霊前」という表書きも用いられません。

 

同じ禅宗の流れをくむ曹洞宗と臨済宗でも、お葬式や法要、地域でも細かな作法やマナーは異なる場合があります。

作法などで不明な点がある場合は事前に寺院に確認しておくと安心ですね。

 

 

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