1-0.葬儀・葬式

2019.01.16

葬儀でかける言葉、関係性やケースごとの参考例

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こんにちは。

北海道全域対応、札幌市の葬儀会社「北のお葬式」です。


 


葬儀に参列した際に、お悔やみの気持ちを伝えたくても遺族へどう声をかければ良いかわからない……なんて経験はありませんか?


遺族や親族に失礼のないように声をかけるためにはマナーを知る必要があります。


 


今回は葬儀で遺族や親族へかける言葉の具体例やマナー、手紙やメールで弔意を伝える場合の例文などをご紹介します。


葬儀でご挨拶する様子

葬儀でかける言葉の参考例。立場とケースごとに紹介

葬儀で遺族や親族に声をかける場合、自分の立場、相手の立場、相手との関係性によって声をかける内容が変わります。


代表的なケースの例を、関係性別にご紹介します。


 


参列者が遺族へかける言葉


遺族へかける言葉は「この度はご愁傷さまです。心よりお悔やみ申し上げます」が基本となります。


お悔やみの気持ちを込めてお伝えしましょう。


【例】

この度はご愁傷さまでございます。

突然のことでまだ信じられません。

○○さんもさぞかし力をお落としのことと存じ、心中お察しいたします。

心よりお悔やみを申し上げます。


 


ご遺族はあいさつ回りなど忙しくしている可能性があるので、友人知人・職場関係者の立場で葬儀に参列している場合は、わざわざ遺族のそばまで声をかけに行かなくても問題ありません。


目と目が合った時に静かに頭を下げるだけでも、十分礼儀を尽くすことになります。


 


参列者が親族へ声をかける場合


親族へ声をかける場合、「ご愁傷さま」という言葉はふさわしくないとされています。


「突然のことで驚いております」「さみしくなりますね」などの言葉をかけましょう。


「ご愁傷さま」という言葉をかけないとしても、あくまでもお悔やみの言葉であって世間話ではありません。


「こんにちは」「こんばんは」と言った挨拶を用いたり、長々と話をしたりしないようにしましょう。


 


参列者が受付へ声をかける場合


家族葬の通夜や葬儀の受付では、故人の親族が受付係を担当している場合があります。


受付をする際は「この度はご愁傷さまです」と伝えてから香典をお渡しするようにしましょう。


 


葬儀会社の方や専門のスタッフが受付を行っていることもありますが、その場合も受付では一言お悔やみの言葉をお伝えするのがマナーです。


無言で香典を渡すことのないようにしましょう。


 


葬儀で使ってはいけない「忌み(いみ)言葉」とは?

遺族や親族にかける言葉にはマナーがあります。


遺族や親族を辛い気持ちにさせてしまうような言葉や、不吉な言葉、不幸が続くことを連想させるような「忌み言葉」は使ってはいけません。


忌み言葉として代表的なものをご紹介します。


■不吉な言葉

「消える」「落ちる」「大変」「四」「九」など


■不幸が続くことを連想させる言葉

「追って」「繰り返し」「再び」「続いて」


■不幸が重なることを連想させる重ね言葉

「またまた」「いよいよ」「ますます」「重ね重ね」


 


「死ぬ」や「生きる」など生死についての直接的な表現もNGです。


一般的なお悔やみの言葉の中には宗教によって使わない言葉もあるのでチェックしておきましょう。


「冥土」「冥福」は仏教用語のため、キリスト教や神道では使いません。


さらに同じ仏教の中でも浄土真宗では「冥土」「冥福」という概念がないため使わないので注意しましょう。


 


また「あなたがしっかりしないとダメ」「早く忘れて元気になって」などという安易な励ましの言葉は、悲しみの渦中にいる遺族の心を傷つけてしまいます。


近年では、忌み言葉よりもこれらの心無い言葉の方が注意したい点だともいわれています。


 


マナーとして忌み言葉を知って使わないに越したことはありませんが、それよりも遺族に寄り添い、悲しみに配慮した言葉をかけるようにすることが大切です。


 


葬式で気を付けたい忌み言葉についてはこちらでも詳しくご紹介しています。

お葬式のNGワード(忌み言葉)を知ることは大人のマナー


 


葬儀に参加しない場合、どんな言葉を入れるべき?

葬儀に参列できない場合は、電話や手紙でお悔やみの言葉を伝えましょう。


手紙でお悔やみの気持ちを伝える場合にはお悔やみの言葉を一番先に入れ、その次に葬儀へ参列できなかったお詫びの言葉を添えるようにしましょう。


 


その他、下記の点にも注意です。


・「拝啓」などの語頭や時候の挨拶などは書かない

・「、」「。」の句読点はつけない

・お悔やみの言葉を一番初めに書く

・葬儀に参列できなかったお詫びを添える

・遺族を気遣う言葉を入れる

・香典を同封する場合はその旨にも触れる


【例】

この度は突然の訃報にとても驚いております

本来ならすぐにでも駆け付けるところ やむを得ない事情により葬儀へ参列できず申し訳ありません

ご遺族の皆様のお気持ちを思うと言葉もございません

心よりお悔やみ申し上げます

心ばかりですが香典を同封いたしますので 御霊前にお供えください


 


その他の方法では、お悔やみの電報(弔電)を送る方法もあります。


通夜の前日であれば、葬儀式場に直接送ることをおすすめします。


 


最近は遺族との関係性によっては、メールでお悔やみの言葉を伝えることも許容されてきています。


ただし、メールはあくまでも略式の作法です。


メールではごく簡潔に弔意を伝え、遺族の方が落ち着いてから改めてお悔やみの言葉をお伝えすることをおすすめします。


メールでお悔やみを伝える場合の注意点や例文は、こちらでも詳しくご紹介していますのでぜひ読んでみてください。

葬式でお悔やみを伝える時の注意点。メールで返信する場合は?


まとめ

葬儀では遺族や親族は大変な悲しみの中にいらっしゃいます。


そんな遺族や親族へかける言葉は、こちらの弔意を伝えると同時に、遺族の悲しみに寄り添ったものでなくてはいけません。


通夜や葬儀では「この度はご愁傷さまです。お悔やみ申し上げます」という言葉が基本になりますが、ご遺族が忙しそうにしている場合は無理に声を掛けに行かず、目礼だけでも弔意は伝わります。


不吉な言葉や不幸を連想させるような「忌み言葉」、宗教用語、遺族への安易で無責任な励ましの言葉などは使わないように注意しましょう。


 


葬儀へ参列できない場合は、手紙やメールでお悔やみの言葉を伝えることも可能です。


その際は冒頭からお悔やみを伝え、葬儀に参列できなかったお詫びの言葉も添えるようにしましょう。


 


 


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